マウスにラピッドトリガーは必要?実際に使って感じたメリット・注意点|Logicool G PRO X2 SUPERSTRIKEレビュー

ゲーミングキーボードではすっかり定番になった「ラピッドトリガー」。

最近ではついにマウスにもラピッドトリガーを搭載したモデルが登場し、その代表格がLogicool Gの「PRO X2 SUPERSTRIKE」です。

ただ、最初に見たときに思ったのが、

「そもそもマウスにラピッドトリガーって必要なの?」ということ。

キーボードならVALORANTなどでストッピングが速くなるメリットは分かりますが、マウスの場合はクリックです。普通のゲーミングマウスでも十分反応は速いので、正直なところ購入前は半信半疑でした。

そこで実際にPRO X2 SUPERSTRIKEを使い、特にVALORANTを中心に試してみました。

先に結論から言ってしまうと、個人的には「買い」です。

ただし、スペックが高いから全員におすすめできるマウスかと言われると少し違います。

ラピッドトリガーやアクチュエーションを攻めすぎると、逆に今までのクリック感覚が崩れることもありました。

「設定を詰めてFPSで少しでも反応を速くしたい人」にはかなり面白いマウスですが、とにかく普通に使いやすいマウスが欲しい人にはオーバースペックになる可能性があります。

ひとこと

大体3ヵ月くらいたったので書こうかなと!

購入した経緯は以前のマウスのマウスホイールが壊れてしまい、どうせなら最新の買おうかなと気になっていたラピッドトリガー付のマウスを購入しました。

BenQ ZA13-Cを2台経由して、譲り受けたG PRO SUPERLIGHTを使ってました。

PRO X2 SUPERSTRIKEとは?

PRO X2 SUPERSTRIKE最大の特徴が、ロジクール独自の「HITS(Haptic Inductive Trigger System)」です。

従来のゲーミングマウスに使われてきた一般的なマイクロスイッチとは異なる方式を採用しており、クリックが反応する位置を調整する「アクチュエーションポイント」に加え、クリックがOFFになる位置を調整する「ラピッドトリガー」に対応しています。

さらにクリックした感触そのものもハプティック、つまり振動によって作られています。

主なスペックは以下の通りです。

項目PRO X2 SUPERSTRIKE
重量約61g
センサーHERO 2
最大DPI44,000DPI
ポーリングレート最大8,000Hz
アクチュエーション10段階
ラピッドトリガー5段階
クリック触覚6段階
バッテリー最大約90時間
接続LIGHTSPEEDワイヤレス

サイズは125×63.5×40mmで、いわゆるLogicool G PRO系らしい形状です。公式価格は29,150円(税込)なので、ゲーミングマウスとしてはかなり高価な部類に入ります。

結論はラピッドトリガーは面白い。でも最速設定が一番良いとは限らない

実際に使って一番印象に残ったのがこれです。

「速ければ速いほど強いわけではない。」

PRO X2 SUPERSTRIKEはクリックの反応をかなり敏感にできます。

最初はせっかくラピッドトリガー対応マウスを買ったんだから、できるだけ速い設定にした方がいいだろうと思っていました。

ところがVALORANTで使ってみると、これが意外と難しい。

今までのマウスより明らかに早い段階で射撃が反応するため、普段と同じ感覚でクリックしているのに、ストッピングが終わる前に1発目が出てしまうことが結構ありました。

つまりマウス自体は速くなっているのに、自分の指やプレイ感覚が追いついていない状態です。

ひとこと

もう若いとは言えないので年齢も影響もあるか・・・

VALORANTでは設定を敏感にしすぎると逆に撃ちにくかった

VALORANTで試していて特に分かりやすかったのが初弾です。

かなり敏感な設定にすると、「ここで撃つ」

と思ってクリックした瞬間よりも、自分の感覚では少し早いタイミングで弾が出ます。

普通なら指である程度クリックを押し込んだところで射撃される感覚がありますが、PRO X2 SUPERSTRIKEでは設定次第で本当に少し触れた段階から反応させられます。

その結果、ストッピングが完全に終わる前に1発撃ってしまい、初弾がズレることがありました。

個人的には2付近まで攻めた設定は少しやりすぎに感じました。

4くらいまで戻して使ってみると、反応の速さはしっかり感じながらも、今まで使っていたマウスとの感覚差が少なくなり、かなり使いやすくなりました。

このあたりは好みや普段使っているマウスによって変わると思いますが、購入したらいきなり最速設定にするのではなく、少しずつ浅くしていくのがおすすめです。

なお、厳密に言うと「初弾が早く出る」という部分については、ラピッドトリガーだけではなくアクチュエーションポイントの設定による影響が大きいです。

アクチュエーションポイントはクリックがONになる位置、ラピッドトリガーは指を戻した際にクリックをOFFにする位置を調整する機能です。ロジクール公式でもこの2つは別々に設定できるようになっています。

そのためPRO X2 SUPERSTRIKEを使うなら、「ラピトリをONにして終わり」ではなく、アクチュエーションとの組み合わせを自分に合わせることがかなり重要だと思います。

ひとこと

自分は攻めても4-2-3の設定で使ってくことになりそうです(笑)

慣れるとタップ撃ちとの相性はかなり良い

一方で、設定が決まってからはかなり面白いです。

指を戻したときの入力リセットが速いので、VALORANTのタップ撃ちやバースト射撃ではPRO X2 SUPERSTRIKEの特徴を感じやすいです。

クリックして、離して、もう一度クリックする。

この切り替えがかなり軽快。

特に細かくタップする場面では、「マウス側が指の動きについてきてくれる」という感覚があります。

もちろんこれだけで突然撃ち合いが強くなるわけではありません。

ただ、FPSをかなりプレイする人なら設定を詰めていく楽しさも含めて、普通のゲーミングマウスとは明確に違う面白さがあります。

もう一つ気に入ったのがクリック

そして実際に使っていて、ラピッドトリガーと同じくらい気に入ったのがクリック感です。

従来のゲーミングマウスは、「カチッ、カチッ」という物理スイッチらしいクリック音があります。

PRO X2 SUPERSTRIKEは、この感覚がかなり違います。

個人的に一番近いと思ったのが、少し前のiPhone 7などに搭載されていたホームボタンです。

実際に物理ボタンがカチッと切り替わっている感覚というより、振動によって「あ、押した」と指に伝えてくれる感じ。

音を文字で表現するなら、

「カチッ」ではなく、「トュクッ」

みたいな感じです(笑)。

この独特な感触は最初こそ少し不思議ですが、個人的にはかなり好きでした。

HITSでは物理スイッチのような感触をハプティックフィードバックによって再現しており、その強さも6段階から調整できます。

クリック音がかなり静かなのも嬉しい

クリック感以上に良かったのが静音性です。

普通のゲーミングマウスにある「カチカチ」という音がかなり少なく、夜にゲームをする人には地味に大きなメリットだと思います。

FPSをプレイしていると射撃だけでも何百回、何千回とクリックするので、通常のマウスでは意外とクリック音が響きます。

PRO X2 SUPERSTRIKEはハプティック式なので、そのカチカチ感がかなり抑えられています。

ラピッドトリガーに注目されがちなマウスですが、個人的には「高性能なのに静かなFPS向けマウス」という部分もかなり気に入りました。

配信見てるとクリック音が大きく入っている人もいるのでそういった人にもおすすめだと思います!

ひとこと

クリック感覚フィードバックでクリックの反動というか重さを設定できるのですがこれ感動します(笑)
なしにもできるのですが押しても反応しない感じがして焦ります(笑)

逆にPRO X2 SUPERSTRIKEが人を選ぶと思ったところ

ここまでかなり良いところを書いてきましたが、このマウスは間違いなく人を選びます。

一番大きいのはクリック感です。

今まで物理スイッチの「カチッ」という感触を長年使ってきた人ほど、最初は違和感があると思います。

PRO X2 SUPERSTRIKEのクリックは悪いわけではなく、完全に「別物」。

iPhoneのホームボタンやMacBookのトラックパッド系のハプティックフィードバックが好きならハマりやすいと思いますが、メカニカルなクリック感が好きな人は一度触ってから決めた方がいいでしょう。

そしてもう一つが設定です。

アクチュエーションやラピッドトリガーを細かく変更できるのはメリットですが、逆に言えば自分に合った設定を探す必要があります。

自分の場合も最初から一番敏感な設定が良かったわけではありません。

むしろ少し戻した設定の方がVALORANTでは撃ちやすく感じました。

「高性能な設定=自分に合った設定ではない」というところは、このマウスを買う前に知っておいていいと思います。

約3万円を出してまで必要なのか?

そして最後はやっぱり価格です。

約3万円という価格を考えると、万人に「とりあえずこれを買っておけば間違いない」とは言いにくいです。

普通にFPSを遊ぶだけなら、もっと安くて軽くて高性能なゲーミングマウスはいくらでもあります。

ではPRO X2 SUPERSTRIKEを選ぶ意味はないのかというと、個人的にはそうでもありません。

アクチュエーションポイントを変えられること。

ラピッドトリガーを調整できること。

クリック感そのものを変更できること。

そして従来とはまったく違う静かなハプティッククリック。

ここに魅力を感じる人なら、かなり面白いマウスです。

逆に「設定はあまり触らない」「普通のクリック感が好き」「FPSもたまに遊ぶくらい」という人なら、無理に約3万円を出して選ぶ必要はないと思います。

実際に使った評価は「買い」。ただし誰にでも必要ではない

最終的な感想としては、PRO X2 SUPERSTRIKEは買って良かったです。

ラピッドトリガー搭載というだけを見ると「マウスにそこまで必要なの?」と思っていましたが、実際に使うとクリックの反応やタップのしやすさなど、普通のマウスとは違う部分をちゃんと感じられました。

一方で、個人的に一番重要だと思ったのは「最速にすれば強くなるわけではない」ということです。

VALORANTでは設定を敏感にしすぎると、普段の感覚より早く射撃が出てしまい、ストッピング前に初弾を撃ってしまうこともありました。

自分の場合は少し設定を戻した方が明らかに使いやすかったです。

だからこそPRO X2 SUPERSTRIKEは、「買えば即強くなるマウス」というより、

「自分に合わせてクリックまでチューニングできるマウス」

だと思っています。

FPSをかなりプレイしていて、マウスのクリック設定までこだわりたい人にはかなりおすすめ。

反対に、とにかく無難で扱いやすいマウスが欲しい人には少しクセがあります。

スペックだけ見れば間違いなくトップクラス。

ただ、その性能を生かせるかどうかは人による。

個人的には、この少し尖った感じも含めてPRO X2 SUPERSTRIKEは「買い」でした。

ひとこと

店舗で買うより5000円近くamazonの方が安かったので店舗にいるのにamazonで買いました☆

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