Elgato Stream Deck歴代モデル一覧|初代から最新モデルまで違いを比較

配信中のシーン切り替えやマイクのミュート、アプリの起動、ショートカットの実行など、さまざまな操作をボタンひとつで行えるElgatoの「Stream Deck」。

現在では配信者だけでなく、動画編集、画像編集、ゲーム、仕事の効率化など幅広い用途で使われています。

ただし、Stream Deckには初代モデルをはじめ、Mini、XL、MK.2、Plus、Neoなど数多くのモデルが存在します。

さらに近年はダイヤルを搭載したモデルや、プロの放送現場向けモデルまで登場しており、

「結局どれが何なのか分からない」

という人も多いのではないでしょうか。

この記事では、2017年に登場した初代Stream Deckから、2026年に登場したStream Deck + XLまで、歴代モデルの特徴と違いをまとめて紹介します。

Stream Deckとは?

Stream Deckは、Elgatoが販売しているカスタマイズ可能なコントローラーです。

各ボタンには好きな機能を割り当てることができ、モデルによってはLCDディスプレイ付きのキーにアイコンや状態を表示できます。

例えば、

  • OBSのシーンを切り替える
  • 配信を開始・終了する
  • マイクをミュートする
  • Discordを操作する
  • アプリを起動する
  • Webサイトを開く
  • 音楽を再生する
  • PCの音量を変更する
  • PhotoshopやPremiere Proのショートカットを実行する
  • ゲーム中に特定の操作を呼び出す

といった使い方が可能です。

専用のStream Deckアプリから機能をドラッグ&ドロップして設定でき、プラグインやプロファイルを追加することで用途をさらに広げられます。

Stream Deckは2017年に登場して以降、単なる「配信用ボタン」からPC全体を操作できるコントロールプラットフォームへと発展しています。

Stream Deck歴代モデル一覧

主なStream Deckシリーズを発売順に並べると、以下のようになります。

モデル主な特徴
2017年Stream Deck 初代15個のLCDキーを搭載した初代モデル
2018年Stream Deck Mini6キーの小型モデル
2019年Stream Deck XL32キーの大型モデル
2019年Stream Deck MobileスマホをStream Deckとして利用
2021年Stream Deck MK.2初代15キーモデルを改良
2022年Stream Deck Pedal足で操作する3ペダルモデル
2022年Stream Deck +8キー+4ダイヤル+タッチストリップ
2024年Stream Deck Neo8キー+InfoBar+Touch Points
2024年Stream Deck Studio業務・放送向け32キーモデル
2025年Stream Deck Scissor Keysシザースイッチを採用した15キーモデル
2026年Stream Deck + XL36キー+6ダイヤル+大型タッチストリップ

初代Stream Deckは2017年、Miniは2018年、XLとMobileは2019年に登場しました。2021年には初代の改良版となるMK.2が登場しています。

Stream Deck 初代

2017年登場

Stream Deckシリーズの原点となるモデルです。

5×3配置の15個のLCDキーを搭載しており、それぞれに好きなアクションやアイコンを設定できます。

現在のStream Deckシリーズにも受け継がれている「LCDキーを押してPCを操作する」という基本設計は、このモデルですでに完成していました。

Elgato公式サポートによると初代Stream Deckは2017年3月23日に発売されています。

キー数:15
ダイヤル:なし
タッチ操作:なし
特徴:Stream Deckシリーズの初代モデル

現在中古で見かける場合がありますが、基本機能自体は現在のStream Deckにも受け継がれています。

Stream Deck Mini

2018年登場

Stream Deckをコンパクトにした6キーモデルです。

2018年7月24日に発表されました。

キー数:6
ダイヤル:なし
特徴:シリーズ最小クラス

キー数は少ないものの、フォルダーやページを利用すれば6キー以上のアクションを登録できます。

デスクスペースを取りたくない人や、

「マイクミュート」
「OBS切り替え」
「Discord操作」

など、少数の機能だけ使いたい人には現在でも使いやすいモデルです。

2026年現在もElgato公式ストアで販売されています。

Stream Deck XL

2019年登場

Stream Deckを大型化したモデルです。

キー数は32個で、8×4のレイアウトになっています。

2019年5月にStream Deck Mobileと同時に発表されました。

キー数:32
ダイヤル:なし
特徴:大量のアクションを常時表示できる

15キーではフォルダーを開いて操作する必要があるような環境でも、XLなら多くの機能を1画面に配置できます。

配信だけでなく、

動画編集
画像編集
DTM
プログラミング
ライブ制作

など、多数のショートカットを使用する人との相性が良いモデルです。

2026年現在も現行ラインナップとして販売されています。

Stream Deck Mobile

2019年登場

Stream Deck Mobileは物理的なStream Deckではなく、スマートフォンやタブレットをStream Deckとして利用できるアプリです。

2019年にStream Deck XLと同時に登場しました。

現在はiOSとAndroidに対応しており、無料版では6キー、Proでは最大64キーまで利用できます。

まずStream Deckを試してみたい人であれば、物理デバイスを購入する前にMobile版を使ってみる方法もあります。

Stream Deck MK.2

2021年登場

2021年7月15日に登場した、初代Stream Deckの改良モデルです。

キー数は初代と同じ15個。

一見すると大きく変わっていませんが、使い勝手が改善されています。

初代から変更された主なポイントは、

  • 交換可能なフェイスプレート
  • USB Type-C端子
  • USBケーブルの着脱
  • 着脱可能な45度固定スタンド
  • アニメーションスクリーンセーバー対応

などです。

LCDキー数などの基本的な機能については初代と同じです。

そのため、

初代 → MK.2

は性能が大幅に向上したモデルチェンジというより、使い勝手や外観を改良したマイナーチェンジに近い存在です。

中古で初代とMK.2の価格差が小さいのであれば、ケーブルを交換できるMK.2の方が扱いやすいでしょう。

Stream Deck Pedal

2022年登場

2022年1月に登場した、足で操作するStream Deckです。

通常のStream Deckとは大きく異なり、LCDキーはありません。

代わりに3つのペダルを搭載しています。

ペダル数:3
LCD:なし
操作方法:足

例えばゲーム中に両手がふさがっている状態でも、

マイクをミュートする
録画を開始する
シーンを切り替える
プッシュトゥトークを使用する

といった操作ができます。

通常のStream Deckを置き換えるというより、Stream Deckを追加で拡張するための製品と考えると分かりやすいでしょう。

Stream Deck +

2022年登場

Stream Deckシリーズの方向性を大きく変えたモデルです。

2022年11月15日に発表されました。

従来のStream Deckは基本的に「ボタンを押す」操作でしたが、Stream Deck +ではダイヤルとタッチストリップが追加されています。

LCDキー:8
ダイヤル:4
タッチストリップ:あり

ダイヤルを回すことで、

音量
マイクレベル
照明の明るさ
カメラズーム
ホワイトバランス

など、数値を細かく調整できます。

特にWave Linkとの組み合わせが強力で、PC上のオーディオミキサーを物理的なダイヤルで操作できます。

配信者だけでなく、動画編集や音楽制作をする人にも使いやすいモデルです。

Stream Deck Neo

2024年登場

2024年4月18日に登場した比較的新しいStream Deckです。

LCDキーは8個。

さらにキーの下には「InfoBar」と2つの「Touch Points」が搭載されています。

LCDキー:8
InfoBar:あり
Touch Points:2
ダイヤル:なし

InfoBarには時刻などの情報を表示でき、Touch Pointsをタップするとページを切り替えられます。

従来のStream Deckが配信者・クリエイター色の強い製品だったのに対し、Neoは日常のPC操作や仕事の効率化にも使いやすい位置付けになっています。

Miniでは6キーだと少ないけれど、15キーまでは必要ないという人にも選びやすいモデルです。

Stream Deck Studio

2024年登場

2024年9月に登場したプロ向けStream Deckです。

ElgatoとBitfocusが共同開発しており、一般的な配信者というより、放送局やライブ制作、AV設備などのプロ環境を想定しています。

LCDキー:32
ダイヤル:2
NFCリーダー:あり
19インチラック対応

横長の本体は一般的なStream Deckとはかなり異なるデザインです。

Bitfocus Buttonsなどと組み合わせて、大規模な放送設備やシステムを操作できます。

2026年9月時点のElgato公式価格は157,980円となっており、通常のゲーム配信目的で購入する製品ではありません。

Stream Deck Scissor Keys

2025年登場

2025年には、15キーStream Deckに「Scissor Keys」が追加されました。

従来のStream Deckは柔らかい押し心地のメンブレン式キーを採用していますが、Scissor KeysではノートPCのキーボードなどにも使われるシザースイッチを採用しています。

キー数:15
キー方式:シザースイッチ
ダイヤル:なし

機能が大きく変わったモデルというより、

「Stream Deckの押し心地を変えたモデル」

と考えると分かりやすいです。

従来よりキーストロークが短く、シャープで均一な入力感を狙った設計になっています。

2026年現在、Elgato公式では標準15キーのStream DeckについてClassic KeysとScissor Keysを選べる構成になっています。

Stream Deck + XL

2026年登場

2026年3月に登場したStream Deckシリーズの大型モデルです。

Stream Deck +をそのまま大型化したような製品で、

LCDキー:36
多機能ダイヤル:6
タッチストリップ:あり

という非常に多くの操作系統を搭載しています。

通常のStream Deck XLは32キーですが、+ XLでは36キーに加えて6個のダイヤルも利用できます。

OBS
Wave Link
Discord
照明
カメラ
動画編集

などを1台にまとめたい場合、かなり強力なコントロールデバイスになります。

Stream Deck +ではキー数が8個だったため、

「ダイヤルは便利だけどボタンが少ない」

という弱点がありました。

  • XLでは36キーまで一気に増えたことで、Stream Deck XLのボタン数とStream Deck +のダイヤル操作を組み合わせたような構成になっています。

2026年9月現在、Elgato公式サイトで59,980円で販売されています。

CORSAIR GALLEON 100 SD

GALLEON 100 SDは、CORSAIRのゲーミングキーボードにElgatoのStream Deck機能を組み込んだモデルです。

単体のStream Deckシリーズではありませんが、CORSAIRとElgatoの技術を組み合わせた製品として、Stream Deckの進化を語るうえでは紹介しておきたい製品です。

最大の特徴は、キーボード本体に12個のStream Deckキーと2つのダイヤルを搭載していること。

別途Stream Deckをデスクに置かなくても、キーボード上からアプリの起動、マイクのミュート、OBSの操作、音量調整、ショートカットなどを実行できます。Stream Deckアプリにも対応しているため、通常のStream Deckと同じようにアクションやプロファイルをカスタマイズできます。

Stream Deckキー:12
ダイヤル:2
キーボード:メカニカル
スイッチ:CORSAIR MLX Pulse リニア
ポーリングレート:最大8,000Hz
接続:有線
ホットスワップ:対応

ゲーミングキーボードとしての性能も高く、最大8,000Hzのハイパーポーリング、FlashTap、ホットスワップ対応のMLX Pulseリニアスイッチ、ガスケットマウント、6層の遮音構造などを採用しています。

特に面白いのが、ゲーム中にStream Deckからキーボード側の設定まで変更できる点です。

専用のCORSAIR Ctrl Pluginを利用すると、

  • FlashTapのオン・オフ
  • ゲームモード
  • ポーリングレート
  • RGBライティング
  • キーボードプロファイル

などをStream Deck側から切り替えられます。

これまでStream Deckを使う場合は、

「キーボード+Stream Deck」

というように2台のデバイスをデスクに置くのが一般的でした。

GALLEON 100 SDなら、その2つをほぼ1台にまとめられるのが大きなメリットです。

一方で、一般的なStream Deckのように好きな位置へ置くことはできず、Stream Deckキーも12個なので、32キーのStream Deck XLや36キーのStream Deck + XLほど大量のアクションを常時表示できるわけではありません。

そのため、

「ゲーミングキーボードを新しくしたい」
「Stream Deckも使ってみたい」
「デスク上のデバイスをできるだけ減らしたい」

という人に特に面白い選択肢です。

日本語配列モデル「CH-912A31I-JP」も用意されており、CORSAIR公式価格は52,980円。2026年9月20日時点では公式ストアで47,680円のセール価格になっています。価格は時期によって変動するため、購入時に確認してください。

Stream Deck単体の新モデルではありませんが、「Stream Deckを別のデバイスへ組み込む」という新しい方向性を示した製品として、歴代Stream Deckとあわせて覚えておきたい1台です。

現行Stream Deckの違いを比較

2026年現在の主なモデルを比較すると、次のようになります。

モデルキーダイヤルその他向いている人
Stream Deck Mini6なしコンパクト必要最低限でいい
Stream Deck Neo8なしInfoBar・Touch Points初めて使う人・仕事用途
Stream Deck15なしClassic / Scissorバランス重視
Stream Deck +84タッチストリップ音量調整・配信
Stream Deck XL32なし大型多数のボタンが必要
Stream Deck + XL366タッチストリップ大規模な配信・制作
Stream Deck Pedal3なし足操作ハンズフリー操作
Stream Deck Studio322NFCなど放送・業務用途

現在のラインナップでは、単純に「高いモデルほど上位」というわけではありません。

必要なボタン数やダイヤルの有無によって選ぶ製品が変わります。Elgato公式の2026年比較表でも、Mini、Neo、Stream Deck、MK.2、Plus、XL、Pedal、Mobile、Studioなどが用途の異なるStream Deckデバイスとして整理されています。

初代Stream DeckとMK.2の違い

中古でStream Deckを購入する場合、特に分かりにくいのが初代とMK.2です。

大きな違いは以下の通りです。

初代MK.2
LCDキー1515
基本機能ほぼ同じほぼ同じ
USBケーブル本体側固定着脱式USB-C
フェイスプレート交換不可交換可能
スタンド旧型着脱式45度スタンド
スクリーンセーバー非対応対応

キー数やStream Deckソフトウェア上の機能に大きな差はありません。

中古価格が大きく違わないのであれば、ケーブル交換やフェイスプレート交換ができるMK.2の方が使いやすいでしょう。

Stream Deck・XL・Plusは何が違う?

この3モデルで迷う人も多いと思います。

かなり簡単に分けると、

Stream Deck
→ 一般的な15キーモデル

Stream Deck XL
→ ボタンを大量に使いたい人向け

Stream Deck +
→ ダイヤル操作を使いたい人向け

Stream Deck + XL
→ ボタンもダイヤルも大量に使いたい人向け

となります。

特に音量などを頻繁に調整する人の場合は、ボタンだけのStream Deckよりもダイヤルを搭載したPlus系の方が操作しやすいでしょう。

初めて買うならどのStream Deckがいい?

初めてStream Deckを購入する場合、迷ったら15キーの通常Stream Deckが最も基準にしやすいモデルです。

6キーのMiniはコンパクトですが、使い始めるとボタンを増やしたくなる可能性があります。

一方XLは32キーあり非常に便利ですが、本体サイズも大きくなります。

そのため、

少数の操作だけ
→ Mini

価格を抑えつつ新しいデザイン
→ Neo

迷ったら
→ 通常Stream Deck

音量操作を多用する
→ Stream Deck +

ボタンを大量に使う
→ Stream Deck XL

ボタンもダイヤルも大量に使う
→ Stream Deck + XL

という選び方をすると分かりやすいでしょう。

古いStream Deckでも現在使える?

初代やMK.2でもStream Deckの基本的な考え方は現在とほとんど変わっていません。

Stream Deckシリーズは共通のStream Deckソフトウェアを中心に構成されており、ページ、フォルダー、プロファイル、プラグインなどを利用することで、物理的なキー数以上の機能を設定できます。

そのため中古で旧モデルを購入する選択肢もあります。

ただし、中古の場合はUSBケーブルやキーの状態、対応OS、メーカーサポートなども確認してから購入した方がよいでしょう。

特に初代Stream Deckの場合はケーブルが本体側に固定されているため、中古購入時にはケーブルの状態も確認しておきたいポイントです。

Stream Deckは配信以外でも使える

Stream Deckという名前から「配信用のデバイス」という印象を持っている人も多いと思います。

しかし現在では用途がかなり広がっています。

動画編集
画像編集
Discord
仕事
プログラミング
DTM
スマートホーム
ゲーム
Webブラウザ
アプリ起動

などにも利用できます。

さらに2025年以降はVirtual Stream DeckやStream Deckを組み込んだ他社デバイスなども登場しており、Elgato自身もStream Deckを単体の製品ではなくプラットフォームとして展開しています。

まとめ

Stream Deckは2017年に15キーの初代モデルからスタートしました。

その後、

小型のMini
大型のXL
改良型のMK.2
足で操作するPedal
ダイヤル搭載のPlus
扱いやすさを重視したNeo
放送業界向けのStudio
シザースイッチモデル
大型のStream Deck + XL

とラインナップを拡大しています。

昔は基本的に「キーの数」で選ぶ製品でしたが、現在ではダイヤル、タッチストリップ、InfoBar、足操作など、モデルごとに操作方法そのものが異なります。

現在のStream Deckを選ぶ際は、単純な新旧だけでなく、

「何個のボタンが必要なのか」
「音量などをダイヤルで操作したいのか」
「デスクにどれだけスペースがあるのか」

を基準に選ぶと、自分に合ったモデルを見つけやすいでしょう。

ひとこと

ダイヤル付き欲しいな!Elgato Stream Deck MK.2で事足りてるけど!!!

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