NEOGEO AES+とは?旧ネオジオとの違い・互換性・価格・発売日まとめ

かつて「100メガショック」のキャッチコピーとともに、家庭でアーケード級のゲームを楽しめるハードとして人気を集めたNEOGEO。

そんなNEOGEOの家庭用モデル「NEOGEO AES」が、現代向けの新ハード「NEOGEO AES+」として復活します。

NEOGEO AES+は、昔のゲームをあらかじめ内蔵した一般的な復刻ゲーム機とは少し違います。

オリジナルのNEOGEO AES用ROMカートリッジを実際に差し込んで遊べるほか、HDMI出力や新しいメモリーカード、ワイヤレスコントローラーなどにも対応。

さらにエミュレーションではなく、オリジナルのハードウェアを現代技術で再設計したASICを採用するという、かなり本格的な復刻ハードになっています。

この記事では、

NEOGEO AES+とはどんなゲーム機なのか、旧NEOGEO AESとの違い、カートリッジの互換性、価格、発売日などをまとめて紹介します。

※本記事は2026年9月20日時点で発表されている情報をもとにしています。

NEOGEO AES+とは?

NEOGEO AES+は、SNKのライセンスのもと、PLAION REPLAIが開発・販売する家庭用ゲーム機です。

ベースになっているのは、1990年代に展開された家庭用NEOGEO「AES(Advanced Entertainment System)」。

オリジナルのNEOGEO AESは、当時ゲームセンターで稼働していたNEOGEOの業務用システム「MVS」に近いゲーム体験を家庭で楽しめることを大きな特徴としていました。

NEOGEO AES+では、その設計思想をできる限り維持しながら、現代のテレビやプレイ環境でも使いやすい機能が追加されています。

最大の特徴は、単なるソフトウェアエミュレーションによる復刻機ではないことです。

オリジナルNEOGEOのハードウェアを再現するために、現代の製造技術に合わせて再設計したASIC(特定用途向け集積回路)を採用しています。メーカーはエミュレーションやFPGAによる近似ではなく、ハードウェアそのものを忠実に再実装した製品として説明しています。

NEOGEO AES+の発売日は2027年9月16日

NEOGEO AES+の現在の発売予定日は、

2027年9月16日(木)です。

当初は2026年11月12日に発売される予定でしたが、2026年9月に発売延期が発表されました。

PLAION REPLAIによると、世界的な部品供給の制約などによって、十分な数量を確保した状態で世界同時発売することが難しくなったことが延期の理由とされています。

すでに予約している注文は維持され、価格変更もないと発表されています。

なお、一部の通販サイトやPLAION REPLAIの商品ページには以前の「2026年11月12日」という発売日が残っている場合がありますが、最新発表では2027年9月16日に変更されています。

NEOGEO AES+の価格

NEOGEO AES+には、通常版のほかに「Anniversary Edition」と「Ultimate Edition」が用意されています。

モデル価格(税込)主な内容
NEOGEO AES+32,800円ブラック本体、有線アーケードスティック、HDMIケーブル、電源
NEOGEO AES+ Anniversary Edition49,800円ホワイト本体、ワイヤレスアーケードスティック、メモリーカード、限定ホワイト版『メタルスラッグ』など
NEOGEO AES+ Ultimate Edition150,000円本体、各種コントローラー、メモリーカード、10本のゲームカートリッジ、ゲームラックなど

通常版には、有線のアーケードスティックが最初から付属します。

Anniversary Editionは35周年を記念したオールホワイト仕様で、ホワイトカラーの『メタルスラッグ』ROMカートリッジも同梱。このホワイト版カートリッジはAnniversary Edition専用となっています。

Ultimate Editionは15万円とかなり高額ですが、通常版本体に加え、有線・ワイヤレスアーケードスティック、ワイヤレスゲームパッド、メモリーカード、発売予定のゲームカートリッジ10本、ゲームラックなどがまとめられた限定コレクター向けセットです。

PLAION公式サイト:https://plaionreplai.jp/ja/products/neogeo-aes-ultimate-edition

旧NEOGEO AESとNEOGEO AES+の違い

旧NEOGEO AESとNEOGEO AES+を簡単に比較すると、次のようになります。

項目旧NEOGEO AESNEOGEO AES+
登場時期1990年代2027年9月16日予定
ゲーム媒体AES用ROMカートリッジ新旧AES用ROMカートリッジ
ハードウェア当時のオリジナル設計現代技術で再設計したASIC
エミュレーション使用しない
HDMI出力非対応対応
最大HDMI出力1080p
AV出力対応対応
コントローラー端子15ピン15ピン
言語変更当時の仕様DIPスイッチから変更可能
オーバークロック標準機能ではない対応
表示モード変更対応
メモリーカード対応対応・新型カードも登場
ワイヤレス操作基本非対応専用周辺機器で対応

大きく違うのは、現代のテレビに接続しやすくなっているところです。

HDMI出力に対応

オリジナルNEOGEOはHDMIを搭載していませんでしたが、NEOGEO AES+は低遅延HDMI出力に対応。

最大1080pで映像を出力できます。

そのため、現在主流となっている液晶テレビやゲーミングモニターにも比較的簡単に接続できます。

一方で、昔のNEOGEOらしい環境にもこだわっており、従来型のアナログAV出力も残されています。

ブラウン管テレビを使って当時に近い環境で遊びたい人にも対応した設計です。

エミュレーションではなくASICを採用

NEOGEO AES+でかなり特徴的なのが内部設計です。

近年の復刻ゲーム機では、ゲームデータを本体へ収録し、エミュレーターを使って動作させる方式が多く採用されています。

しかしNEOGEO AES+ではエミュレーションを使用しません。

オリジナルNEOGEOのハードウェアとソフトウェアの動作を再現するため、ASICを現代の製造技術に合わせて再設計しています。

NEOGEO miniのような「NEOGEOのゲームを手軽に楽しむ復刻機」というより、

オリジナルNEOGEO AESそのものを現代の部品で復活させたハード

と考えたほうが分かりやすいでしょう。

本体サイズや操作感も旧NEOGEOを再現

NEOGEO AES+は外観についても、オリジナルの家庭用NEOGEOを忠実に再現しています。

東京ゲームショウ2026で公開された実機についても、旧NEOGEO AESと同じサイズで設計されていることが確認されています。

小型化された「ミニ」ハードではなく、カートリッジも本体も昔のNEOGEOらしい存在感を残しているのがポイントです。

NEOGEO AES+は昔のNEOGEOソフトを遊べる?

ここがNEOGEO AES+でもっとも気になるポイントでしょう。

結論から言うと、

オリジナルの家庭用NEOGEO AES用ROMカートリッジをNEOGEO AES+で使用できます。

メーカーはオリジナルAES用カートリッジとの後方互換性を正式に案内しています。

昔購入した『餓狼伝説』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』『サムライスピリッツ』『メタルスラッグ』などのAES用ROMを持っていれば、新しい本体でも遊べるというわけです。

新しいAES+用カートリッジも旧NEOGEOで使用可能

さらに面白いのが、互換性が一方向だけではないことです。

東京ゲームショウ2026でPLAION担当者が説明した内容によれば、

NEOGEO AES+向けに新しく製造されるカートリッジを、昔の家庭用NEOGEO AES本体でも使用可能

とされています。

つまり、

「旧AESソフト → NEOGEO AES+」

だけでなく、

「新しいAES+ソフト → 旧NEOGEO AES」

という双方向での互換性を持っています。

35年以上前に発売されたゲーム機に、2027年以降に製造された新しいROMカートリッジを差して遊べるという、非常に珍しい展開になっています。

旧NEOGEOのアーケードスティックも使える

ゲームだけではなく、コントローラーについても互換性があります。

NEOGEO AES+には旧NEOGEOと同じ15ピン式コントローラー端子が搭載されており、オリジナルのアーケードスティックをNEOGEO AES+へ接続できます。

逆に、新たに発売されるNEOGEO AES+用アーケードスティックやワイヤレスゲームパッドについても、15ピン接続によってオリジナルNEOGEO AESで使用できるよう設計されています。

新しいメモリーカードも旧NEOGEOで使用可能

メモリーカードも復刻されます。

価格は5,500円(税込)。

オリジナルのNEOGEO AESメモリーカードと同じサイズを再現しながら、リチウム電池を必要としない設計へ変更されています。

ゲームデータやハイスコア、進行状況などの保存が可能です。

さらに、新しいメモリーカードは90年代のオリジナルNEOGEO AES本体との互換性もあります。

古いNEOGEOを現在も所有している人にとっては、本体だけでなく新品の周辺機器を利用できるようになる点もかなり大きなメリットです。

MVSのカートリッジも使用できる?

ここは注意が必要です。

NEOGEOには大きく分けて、

家庭用の「AES」と、ゲームセンター向けの「MVS」

があります。

NEOGEO AES+で公式に互換性が案内されているのは、家庭用NEOGEO AESのROMカートリッジです。

業務用MVSカートリッジをそのままNEOGEO AES+へ差して使用できるという公式仕様ではありません。

そのため、

「NEOGEOのカートリッジなら何でも使用できる」

というわけではなく、基本的にはAES用ROMカートリッジの互換機と考えておきましょう。

言語変更やオーバークロックにも対応

NEOGEO AES+では、本体底面に用意されたDIPスイッチやオンスクリーンBIOSから各種設定を変更できます。

言語選択、オーバークロック、表示モード変更などに対応しており、オリジナルNEOGEOにはなかった現代向けの利便性が追加されています。

昔のNEOGEOを単純に再生産したものではなく、

オリジナルの仕様を残しながら、遊びやすさを現代向けに改善したNEOGEO

というのがAES+の立ち位置です。

NEOGEO AES+と同時展開されるゲームソフト

NEOGEO AES+向けには、新品のROMカートリッジも発売されます。

現時点で正式ラインナップとして発表されている10タイトルはこちらです。

  • メタルスラッグ
  • ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002
  • 餓狼 MARK OF THE WOLVES
  • ビッグトーナメントゴルフ
  • ショックトルーパーズ
  • サムライスピリッツ零スペシャル
  • パルスター
  • ティンクルスタースプライツ
  • マジシャンロード
  • オーバートップ

価格はそれぞれ9,980円(税込)です。

オリジナルのNEOGEOではソフトが非常に高価だったことを考えると、新品のROMカートリッジを1万円前後で購入できるのは注目したいところです。

また、東京ゲームショウ2026では東亜プランのシューティングゲーム『ゼロウィング』のNEOGEO版も展示されています。

ただし、既存の10タイトルと同様の価格・発売日で一般販売されるかなど、商品としての詳細については今後の正式発表を確認する必要があります。

旧NEOGEOはいくらだった?

オリジナルNEOGEO AESは、当時としても非常に高価なゲーム機として知られていました。

SNKの資料では、本体のローンチ価格は58,000円とされています。

対してNEOGEO AES+の通常版は32,800円。

単純な金額だけで比較すると、35年以上前のオリジナルモデルより安い価格設定です。

しかもNEOGEO AES+には有線アーケードスティック、HDMIケーブル、電源も付属します。

現在ではオリジナルNEOGEO本体や一部のゲームカートリッジがコレクター市場で高額になっていることを考えると、これから実機でNEOGEOを楽しみたい人にとっても興味深い選択肢になりそうです。

NEOGEO AES+はNEOGEO miniとはまったく別物

NEOGEOの復刻ハードということで「NEOGEO mini」と似た商品を想像するかもしれませんが、方向性はかなり異なります。

NEOGEO miniは複数のゲームを本体へ収録し、気軽にNEOGEOタイトルを遊べるようにした製品でした。

対してNEOGEO AES+は、実物のROMカートリッジを本体へ差し込んで遊ぶことを前提としたゲーム機です。

昔持っていたAES用ROMを使用でき、新しく発売される物理カートリッジも追加していけます。

そのため、手軽さを重視したミニゲーム機ではなく、当時のNEOGEOそのものの遊び方やコレクション性まで復活させることを狙った製品といえるでしょう。

NEOGEO AES+の発売が楽しみ

NEOGEO AES+は、単に昔のNEOGEOゲームを遊べるだけの復刻ゲーム機ではありません。

オリジナルAES用ROMカートリッジとの互換性を持ちながら、HDMI出力やワイヤレスコントローラー、新しいメモリーカードなど、現在のゲーム環境に合わせた機能が追加されています。

さらに、新しく製造されるカートリッジや周辺機器を昔のNEOGEO AESでも利用できるというのは、レトロゲームハードとしてかなり面白い試みです。

発売日は当初予定されていた2026年11月12日から延期され、現在は2027年9月16日を予定しています。価格については延期による変更は発表されておらず、通常版は32,800円(税込)です。

発売までまだ時間はありますが、新たなゲームカートリッジの追加なども予定されており、今後どこまでNEOGEOのラインナップが復活していくのかにも注目したいところです。

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