少人数でたまに遊ぶだけなら通常のマルチプレイでも十分ですが、次のような遊び方をしたい場合は専用サーバーがおすすめです。

・ホストがいない時間でも自由に遊びたい
・5人以上で同じワールドを遊びたい
・24時間いつでも参加できるワールドを作りたい
・Steam・Xbox・PS5など異なる機種で遊びたい
・ゲーム設定や難易度を細かく変更したい
・フレンド以外も参加できるコミュニティを作りたい

パルワールドの通常のオンライン協力プレイは最大4人ですが、専用サーバーでは最大32人まで参加できます。 事では、パルワールドの専用サーバーについて、自宅PCを使う方法、SteamCMDを使う方法、Linuxサーバーを使う方法、レンタルサーバーを使う方法までまとめて解説します。

初心者にはレンタルサーバーかWindows版がおすすめ

最初に結論をまとめると、遊び方によっておすすめの方法は次のように変わります。

遊び方おすすめの方法
2~4人でたまに遊ぶゲーム内マルチプレイ
無料で専用サーバーを試したいWindows+Steam
同じPCでゲームとサーバーを動かしたいWindows+SteamCMD
使っていないPCをサーバーにしたいWindows+SteamCMD
24時間いつでも遊びたいレンタルサーバー
PS5・Xboxのフレンドとも遊びたいコミュニティサーバー対応環境
サーバーを自動起動・自動更新したいLinux+SteamCMD
Dockerで管理したいLinux+公式Dockerイメージ

初心者が最も簡単に始められるのは、パルワールド用テンプレートが用意されたレンタルサーバーです。

費用をかけたくない場合は、普段使用しているWindows PCに「Palworld Dedicated Server」をインストールする方法が簡単です。

パルワールドの専用サーバーとは?

専用サーバーとは、ゲームをプレイするためのパルワールド本体とは別に、ワールドを管理するためのサーバープログラムを起動する方法です。

通常のゲーム内マルチプレイでは、ワールドを作成したホストがゲームを終了すると、ほかのプレイヤーも遊べなくなります。

一方、専用サーバーではサーバープログラムだけを起動できるため、ホスト本人がパルワールドをプレイしていなくても、ほかのプレイヤーがワールドに参加できます。 専用サーバーのメリット

・最大32人で遊べる
・ホストがゲームを起動していなくても参加できる
・サーバーパスワードを設定できる
・経験値倍率や捕獲倍率などを変更できる
・バックアップを自動作成できる
・管理者コマンドを使用できる
・Steam、Xbox、PS5、Macのクロスプレイ環境を作れる
・PvPやハードコアなどの設定も変更できる

正式版1.0のサーバー設定では、接続を許可するプラットフォームの初期設定としてSteam、Xbox、PS5、Macが指定されています。 専用サーバーのデメリット

・サーバーを動かすPCやレンタルサーバーが必要
・自宅サーバーではポート開放が必要
・PCを止めるとサーバーも止まる
・アップデートやバックアップを自分で管理する必要がある
・ゲーム本体とは別にメモリやCPUを使用する

マルチプレイ方法の違いを比較

比較項目ゲーム内マルチ自宅専用サーバーレンタルサーバー
最大人数4人最大32人最大32人
ホスト不在時遊べないPC起動中なら遊べる基本的にいつでも遊べる
導入難易度簡単やや難しい比較的簡単
費用基本無料電気代月額料金
ポート開放基本不要必要基本不要
24時間運用不向きPCを常時起動向いている
設定変更一部可能細かく変更可能細かく変更可能
PS5・Xbox参加対応範囲内コミュニティ化が必要コミュニティ化が必要
バックアップ手動中心自分で管理自動機能がある場合も多い
おすすめ人数2~4人2~10人前後5~32人

専用サーバーの立て方を比較

パルワールド公式では、次の4種類の構築方法が案内されています。

・WindowsとSteamを使用する
・WindowsとSteamCMDを使用する
・LinuxとSteamCMDを使用する
・公式Dockerイメージを使用する

Windows版は初心者向け、SteamCMDやLinuxはコマンド操作に慣れている人向けです。 築方法難易度メリットデメリット
Windows+Steam低いSteamから簡単にインストールできるSteamを使用した管理が必要
Windows+SteamCMD普通更新や起動を自動化しやすいコマンド操作が必要
Linux+SteamCMD高い軽量で24時間運用しやすいLinuxの知識が必要
公式Docker高い環境を分離して管理しやすいDockerの知識が必要
レンタルサーバー低いポート開放不要で24時間運用できる月額料金がかかる

パルワールド専用サーバーに必要なスペック

公式サーバーガイドに掲載されている動作要件は次のとおりです。

項目公式の目安
CPU4コア以上推奨
メモリ16GB
安定動作の推奨メモリ32GB以上
ストレージ高速なSSD推奨
OSWindows 64bit・Linux 64bit
ネットワークUDP 8211番ポートを開放できる環境

8GBメモリでも起動自体は可能ですが、メモリ不足によるサーバークラッシュの可能性が高くなると公式に案内されています。また、低速なストレージではセーブデータ破損のリスクがあるため、HDDではなくSSDが推奨されています。 人数別のおすすめメモリ目安

プレイ人数メモリの目安
2~4人16GB
5~10人16~32GB
11~20人32GB以上
21~32人32GB以上を基準に余裕を持たせる

実際の負荷は、プレイヤー数だけでなく、拠点の数、建築物、配置しているパル、ドロップアイテム、パルの出現倍率によっても変化します。

公式設定でも、サーバー全体の拠点数、ギルドごとの拠点数、拠点で働くパルの上限、パルの出現倍率を増やすと処理負荷が上がると案内されています。 同じPCでゲームとサーバーを動かせる?

同じWindows PCでパルワールド本体と専用サーバーを同時に動かすことも可能です。

ただし、ゲーム本体とサーバーの両方がCPUとメモリを使用します。

16GBメモリのPCでは余裕が少ないため、同じPCでプレイする場合は32GB以上をおすすめします。大人数で遊ぶ場合や、拠点を多く作る場合は、サーバー専用PCまたはレンタルサーバーのほうが安定しやすくなります。

専用サーバーを立てる前に確認すること

自宅PCでサーバーを立てる場合は、次の項目を確認しておきましょう。

ポート開放ができる回線か

パルワールドの専用サーバーでは、初期設定でUDPの8211番ポートを使用します。自宅外のフレンドに参加してもらうには、ルーターで8211番ポートをサーバーPCへ転送する設定が必要です。 IPv4 over IPv6回線、共有IPv4回線、マンションの共用インターネットでは、自由にポートを開放できない場合があります。

ポート開放できない場合は、次のいずれかを検討してください。

・プロバイダーに固定IPv4またはグローバルIPv4を申し込む
・接続方式を変更する
・ポート開放不要のレンタルサーバーを利用する

サーバーPCのローカルIPを固定する

ルーターのポート転送先には、サーバーPCのローカルIPアドレスを指定します。

ローカルIPが変わるとポート転送が機能しなくなるため、ルーターのDHCP固定割り当て機能などを使って固定しておきましょう。

Windowsではコマンドプロンプトを開き、次のコマンドでIPv4アドレスを確認できます。

ipconfig

一般的には、次のようなアドレスが表示されます。

192.168.1.100

WindowsとSteamを使った専用サーバーの立て方

ここからは、初心者でも比較的簡単に設定できるWindowsとSteamを使った方法を解説します。

手順1:Palworld Dedicated Serverをインストールする

Steamを起動して「ライブラリ」を開きます。

検索欄に次の名前を入力してください。

Palworld Dedicated Server

表示されない場合は、ライブラリ上部のフィルターから「ツール」にチェックを入れます。

Palworld Dedicated Serverが表示されたら、通常のゲームと同じようにインストールします。 手順2:サーバーを一度起動する

インストールが完了したら、Palworld Dedicated Serverを起動します。

初回起動時には、通常の専用サーバーとして起動するか、コミュニティサーバーとして起動するかを選択できます。

Steamのフレンドだけで遊ぶ場合は、通常の専用サーバーでも構いません。

Xbox版やPS5版のプレイヤーにも参加してもらう場合は、コミュニティサーバーとして起動する必要があります。 マンド画面が表示されれば、サーバーの起動は成功です。

設定用フォルダーを作成するため、一度起動したあとにサーバーを終了します。

手順3:設定ファイルを作成する

Steamを標準の場所にインストールしている場合、サーバーのフォルダーは次の場所にあります。

C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PalServer

このフォルダーにある次のファイルをコピーします。

DefaultPalWorldSettings.ini

コピー先は次のフォルダーです。

Pal\Saved\Config\WindowsServer

コピーしたファイルの名前を次のように変更します。

PalWorldSettings.ini

PowerShellを使う場合は、サーバーフォルダーで次のコマンドを実行しても構いません。

Copy-Item DefaultPalWorldSettings.ini Pal\Saved\Config\WindowsServer\PalWorldSettings.ini

「DefaultPalWorldSettings.ini」を直接編集してもサーバーには反映されません。必ずWindowsServerフォルダー内の「PalWorldSettings.ini」を編集してください。 手順4:サーバー名とパスワードを設定する

PalWorldSettings.iniをメモ帳などで開きます。

初心者が最初に変更しておきたい項目は次のとおりです。

設定名内容
ServerNameサーバー名
ServerDescriptionサーバーの説明
ServerPassword参加用パスワード
AdminPassword管理者用パスワード
ServerPlayerMaxNum最大参加人数
CrossplayPlatforms接続を許可する機種
bIsUseBackupSaveData自動バックアップ

最低限の設定例は次のとおりです。

[/Script/Pal.PalGameWorldSettings]
OptionSettings=(ServerName="My Palworld Server",ServerDescription="Friends Only Server",ServerPassword="join-password",AdminPassword="admin-password",ServerPlayerMaxNum=8,CrossplayPlatforms=(Steam,Xbox,PS5,Mac),bIsUseBackupSaveData=True)

ServerPasswordとAdminPasswordには、別々のパスワードを設定してください。

管理者パスワードが参加者に知られると、キック、BAN、サーバー停止などの管理者操作を実行される可能性があります。

手順5:起動オプションを設定する

Steamライブラリで「Palworld Dedicated Server」を右クリックし、「プロパティ」を開きます。

起動オプションに、使用するポート番号を入力します。

-port=8211

コミュニティサーバーとして公開する場合は、次のように設定します。

-port=8211 -publiclobby

-publiclobbyを付けると、ゲーム内のコミュニティサーバー一覧に表示されるサーバーとして起動します。 # 古いマルチスレッド用オプションは付けなくてよい

以前の解説記事では、次のオプションが紹介されていることがあります。

-useperfthreads -NoAsyncLoadingThread -UseMultithreadForDS

しかし、正式版1.0の公式ガイドでは、これらのパラメータを設定しないほうがパフォーマンス向上を期待できると案内されています。

正式版1.0では、基本的に追加しないほうがよいでしょう。

手順6:Windowsファイアウォールを設定する

Windowsの検索欄から「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」を開きます。

「受信の規則」から「新しい規則」を選び、次の内容で作成します。

項目設定内容
規則の種類ポート
プロトコルUDP
ローカルポート8211
操作接続を許可する
名前Palworld UDP 8211

管理者権限でPowerShellを開き、次のコマンドを使用することもできます。

New-NetFirewallRule -DisplayName "Palworld UDP 8211" -Direction Inbound -Protocol UDP -LocalPort 8211 -Action Allow

ポート番号を変更した場合は、ファイアウォール側にも同じ番号を指定してください。

手順7:ルーターのポートを開放する

ルーターの管理画面を開き、ポート転送、ポートマッピング、静的IPマスカレードなどの名称が付いた設定を探します。

設定内容は次のとおりです。

項目設定内容
プロトコルUDP
外部ポート8211
内部ポート8211
転送先IPサーバーPCのローカルIP
有効・無効有効

ルーターによって項目名が異なるため、分からない場合は「ルーターの型番+ポート開放」で説明書を確認してください。

TCPではなくUDPを指定する点に注意しましょう。

手順8:サーバーを起動する

SteamからPalworld Dedicated Serverを起動します。

黒いコマンド画面は、サーバーを動かしている間は閉じないでください。

この画面を閉じたり、PCをシャットダウンしたりすると、サーバーも停止します。

手順9:専用サーバーに接続する

パルワールドを起動し、マルチプレイのサーバー一覧を開きます。

専用サーバーへ直接接続する場合は、画面下部の入力欄に次の形式で入力します。

グローバルIPアドレス:8211

例は次のとおりです。

123.456.78.90:8211

同じ自宅ネットワーク内のPCから接続する場合は、ローカルIPを使用します。

192.168.1.100:8211

専用サーバーはIPアドレスとポート番号を入力して接続できます。コミュニティサーバーの場合は、ゲーム内のコミュニティサーバー一覧からサーバーを探して参加します。 WindowsとSteamCMDを使った立て方

SteamCMDは、Steamの画面を使わず、コマンドでゲームサーバーをインストール・更新するツールです。

サーバー専用PCで動かしたい人や、更新作業を簡単にしたい人に向いています。

手順1:SteamCMDを用意する

SteamCMDをダウンロードし、分かりやすい場所に展開します。

例として、次のフォルダーを使用します。

C:\steamcmd

専用サーバーのインストール先として、次のフォルダーを作成します。

C:\palserver

手順2:専用サーバーをインストールする

コマンドプロンプトでSteamCMDのフォルダーを開き、次のコマンドを実行します。

steamcmd.exe +force_install_dir C:\palserver +login anonymous +app_update 2394010 validate +quit

パルワールド専用サーバーのApp IDは「2394010」です。公式ガイドでも、匿名ログインとapp_update 2394010を使用する方法が案内されています。 amCMDでは匿名ログインでサーバーソフトを取得できるため、サーバー用としてパルワールドをもう1本購入する必要はありません。

手順3:サーバーを起動する

インストールが完了したら、次のコマンドを実行します。

cd /d C:\palserver
PalServer.exe -port=8211

コミュニティサーバーとして起動する場合は、次のようにします。

cd /d C:\palserver
PalServer.exe -port=8211 -publiclobby

起動用バッチファイルを作成する

毎回コマンドを入力しなくてもよいように、メモ帳で「start-palworld.bat」を作成します。

@echo off
cd /d C:\palserver
PalServer.exe -port=8211 -publiclobby
pause

コミュニティサーバーにしない場合は、-publiclobbyを削除してください。

更新用バッチファイルを作成する

「update-palworld.bat」を作り、次の内容を保存します。

@echo off
cd /d C:\steamcmd
steamcmd.exe +force_install_dir C:\palserver +login anonymous +app_update 2394010 validate +quit
pause

アップデートするときは、先にサーバーを安全に停止してから更新用バッチファイルを実行します。

LinuxとSteamCMDを使った立て方

LinuxはWindowsよりも軽量で、ゲームサーバー専用PCやVPSでの24時間運用に向いています。

ここではUbuntu系Linuxを例に紹介します。

LinuxディストリビューションによってSteamCMDのインストール方法が異なるため、環境に合わせて調整してください。公式ガイドでもUbuntuやAlmaLinuxなどの64bit Linuxが対応環境として案内されています。 専用ユーザーを作成する

sudo adduser palworld
sudo su - palworld

セキュリティ上、常にrootユーザーでゲームサーバーを起動することは避けたほうが安心です。

SteamCMDでサーバーをインストールする

SteamCMDをインストールしたあと、次のコマンドを実行します。

steamcmd +force_install_dir /home/palworld/server +login anonymous +app_update 2394010 validate +quit

サーバーを一度起動する

cd /home/palworld/server
chmod +x PalServer.sh
./PalServer.sh -port=8211

設定フォルダーが作成されたら、一度サーバーを停止します。

設定ファイルをコピーする

cp DefaultPalWorldSettings.ini Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini

設定ファイルは次の場所になります。

/home/palworld/server/Pal/Saved/Config/LinuxServer/PalWorldSettings.ini

Linuxでも「DefaultPalWorldSettings.ini」を直接編集してはいけません。LinuxServerフォルダーにコピーした「PalWorldSettings.ini」を編集します。 Linuxのファイアウォールを設定する

UFWを使用している場合は、次のコマンドで8211番UDPポートを許可します。

sudo ufw allow 8211/udp
sudo ufw reload

VPSやクラウドサーバーを使用している場合は、サービス側のファイアウォールやセキュリティグループでもUDP 8211番ポートを許可してください。

Linuxサーバーを起動する

cd /home/palworld/server
./PalServer.sh -port=8211 -publiclobby

IPアドレスから直接接続するだけなら、-publiclobbyは必要ありません。

systemdで自動起動する

サーバーPCの再起動後にパルワールドサーバーも自動起動したい場合は、systemdへ登録します。

次のファイルを作成します。

/etc/systemd/system/palworld.service

内容は次のとおりです。

[Unit]
Description=Palworld Dedicated Server
After=network-online.target
Wants=network-online.target

[Service]
User=palworld
WorkingDirectory=/home/palworld/server
ExecStart=/home/palworld/server/PalServer.sh -port=8211 -publiclobby
Restart=on-failure
RestartSec=10
LimitNOFILE=100000

[Install]
WantedBy=multi-user.target

設定を反映して自動起動を有効にします。

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable palworld
sudo systemctl start palworld

動作状況は次のコマンドで確認できます。

sudo systemctl status palworld

停止するときは次のコマンドを使用します。

sudo systemctl stop palworld

公式Dockerイメージを使う方法

パルワールドでは、上級者向けに公式DockerイメージとDocker Composeのサンプルが公開されています。

Docker Composeでは、次のコマンドで起動できます。

docker compose up -d

停止する場合は次のコマンドを使用します。

docker compose down

ログは次のコマンドで確認できます。

docker compose logs

初回起動後は、Composeファイルと同じ場所にある「Saved」フォルダーへ設定ファイルやセーブデータが生成されます。 、公式ではWindowsやmacOSのDocker Desktopを使用した構築は推奨されていません。ディスクの読み書き速度が制限され、セーブデータ破損や動作不良のリスクが高くなるためです。

Dockerを使用する場合は、Linux環境での運用をおすすめします。 レンタルサーバーでパルワールドを立てる方法

レンタルサーバーを利用すると、自宅PCを24時間起動したり、ルーターのポートを開放したりする必要がありません。

パルワールド用テンプレートが用意されたサービスでは、申し込み時にパルワールドを選択するだけで、サーバーソフトがインストールされた状態から始められます。

実際にConoHa for GAMEなどでは、Palworldをインストール済みのゲームテンプレートが提供されています。 レンタルサーバーのメリット

・自宅ルーターのポート開放が不要
・自宅PCを起動し続けなくてよい
・24時間いつでも参加できる
・回線が安定しやすい
・サーバー用テンプレートを利用できる
・プランによっては自動バックアップや管理画面を使える
・自宅のグローバルIPを参加者へ教えなくてよい

レンタルサーバーのデメリット

・月額料金がかかる
・プラン選びを間違えるとメモリ不足になる
・サービスによって設定できる項目が異なる
・解約前にセーブデータを保存する必要がある

レンタルサーバー選びの比較ポイント

比較項目確認する内容
メモリ最低16GB、安定性重視なら32GB
CPU4コア以上を目安にする
ストレージSSDまたはNVMe SSD
テンプレートパルワールド正式版1.0対応か
クロスプレイコミュニティサーバーに変更できるか
バックアップ自動バックアップ・手動保存ができるか
データ移行SFTPやSSHでセーブデータを取得できるか
課金方式時間課金・日額・月額
最低利用期間3日、1か月、3か月など
サーバー地域日本国内リージョンが選べるか
管理画面再起動や設定変更をブラウザから行えるか

サービス上で4GBや8GBのプランを選択できる場合でも、パルワールド公式のサーバー要件は16GBで、安定動作には32GB以上が推奨されています。

価格だけで最小プランを選ぶのではなく、一緒に遊ぶ人数や拠点数を考えて選びましょう。 PS5・Xboxとクロスプレイする方法

Steam版だけで遊ぶ場合は、IPアドレスを入力する通常の専用サーバーでも問題ありません。

一方、Xbox版またはPS5版のプレイヤーが参加する場合は、専用サーバーをコミュニティサーバーとして公開する必要があります。 amから起動する場合は、起動時にコミュニティサーバーを選択します。

SteamCMDやLinuxの場合は、次のオプションを追加します。

-publiclobby

Windowsの例は次のとおりです。

PalServer.exe -port=8211 -publiclobby

Linuxの例は次のとおりです。

./PalServer.sh -port=8211 -publiclobby

PalWorldSettings.iniでは、CrossplayPlatformsを確認します。

CrossplayPlatforms=(Steam,Xbox,PS5,Mac)

正式版1.0では、この4プラットフォームが初期設定で許可されています。 同じ自宅内からコミュニティサーバーに入れない場合

ルーターがHairpin NAT、NATループバックと呼ばれる機能に対応していない場合、自宅内から自宅のグローバルIPを経由してコミュニティサーバーへ接続できないことがあります。

これはサーバー側の設定ミスではなく、ルーターの仕様によるものです。公式ガイドでも、Hairpin NAT非対応ルーターでは同一ネットワーク内からコミュニティサーバーへ接続できない場合があると案内されています。 であればローカルIPを直接入力して接続できますが、PS5・Xboxではコミュニティサーバー一覧からの参加が必要になるため、ルーターの対応状況も確認しましょう。

最初に変更したいおすすめ設定

サーバー名

ServerName="My Palworld Server"

ほかのサーバーと区別しやすい名前を付けます。

サーバー説明

ServerDescription="Friends Only Server"

コミュニティサーバーとして公開する場合に、サーバーの用途が分かりやすくなります。

参加パスワード

ServerPassword="join-password"

フレンド限定で遊ぶ場合は設定しておきましょう。

管理者パスワード

AdminPassword="admin-password"

参加パスワードとは異なる、推測されにくいパスワードを設定します。

最大人数

ServerPlayerMaxNum=8

実際に遊ぶ人数に合わせて設定します。必要以上に大きくする必要はありません。

自動バックアップ

bIsUseBackupSaveData=True

自動バックアップを有効にすると、セーブデータフォルダー内に「backup」フォルダーが作られます。

公式のバックアップ保存数は次のとおりです。

・30秒ごとのセーブデータを5個
・10分ごとのセーブデータを6個
・1時間ごとのセーブデータを12個
・1日ごとのセーブデータを7個

バックアップ機能を有効にするとディスクへの書き込み負荷は増えますが、ワールド消失対策として有効です。 拠点数やパル数を増やすときの注意

次の設定を大きくすると、サーバー負荷が高くなります。

BaseCampMaxNum
BaseCampMaxNumInGuild
BaseCampWorkerMaxNum
PalSpawnNumRate

特に拠点で働けるパルの数やパル出現倍率を増やす場合は、メモリに余裕を持たせましょう。 サーバーを安全に停止する方法

サーバーのウィンドウを突然閉じたり、PCの電源を切ったりすると、直前の進行が保存されない可能性があります。

管理者権限を取得し、ゲーム内のコマンドから保存・終了する方法が安全です。

管理者権限を取得する

チャット欄を開いて、次のコマンドを入力します。

/AdminPassword 設定した管理者パスワード

ワールドを保存する

/Save

30秒後にサーバーを終了する

/Shutdown 30 サーバーを再起動します

指定した秒数が経過すると、参加者にメッセージを表示してサーバーが終了します。 サーバーをアップデートする方法

パルワールド本体が更新された場合は、専用サーバー側も同じバージョンへ更新する必要があります。

Windows+Steamの場合

Steamを起動すると、Palworld Dedicated Serverも通常のゲームと同じように更新されます。

更新が始まらない場合は、Steamライブラリからアップデートを確認してください。

SteamCMDの場合

サーバーを停止し、セーブデータをバックアップしてから次のコマンドを実行します。

steamcmd.exe +force_install_dir C:\palserver +login anonymous +app_update 2394010 validate +quit

Linuxの場合はインストール先を変更します。

steamcmd +force_install_dir /home/palworld/server +login anonymous +app_update 2394010 validate +quit

Dockerの場合

公式Dockerイメージを使用している場合は、更新前にサーバーを停止してデータをバックアップします。

その後、Composeファイルのイメージタグをゲームバージョンに合わせて更新し、再起動します。公式リポジトリでも、更新前のバックアップが案内されています。 セーブデータをバックアップする方法

手動でバックアップする場合は、サーバーを安全に停止したあと、サーバーフォルダー内の次のフォルダーを丸ごとコピーします。

Pal\Saved

特に重要なのは、ワールドやプレイヤーデータが保存されているSaveGamesフォルダーです。

バックアップ先は、同じサーバー内だけでなく、別のSSD、NAS、クラウドストレージなどにも保存しておくと安心です。

おすすめのタイミングは次のとおりです。

・大型アップデート前
・設定ファイルを大きく変更する前
・MODを導入する前
・サーバーを移行する前
・レンタルサーバーを解約する前

管理者コマンド一覧

管理者コマンドを使用するには、PalWorldSettings.iniでAdminPasswordを設定し、ゲーム内で管理者権限を取得する必要があります。 マンド内容
/AdminPassword パスワード管理者権限を取得
/Saveワールドを保存
/Shutdown 秒数 メッセージ指定時間後に終了
/DoExitサーバーを強制終了
/Broadcast メッセージ全員へメッセージを送信
/ShowPlayers接続プレイヤーを表示
/KickPlayer プレイヤーIDプレイヤーを退出させる
/BanPlayer プレイヤーIDプレイヤーをBANする
/UnBanPlayer プレイヤーIDBANを解除する
/Infoサーバー情報を表示
/TeleportToPlayer プレイヤーID対象プレイヤーへ移動
/TeleportToMe プレイヤーID対象プレイヤーを自分の場所へ移動

REST APIとRCONをインターネットへ公開しない

パルワールドでは、サーバーを遠隔管理するためのREST APIとRCONが用意されています。

ただし、RCONは現在非推奨となっており、今後のアップデートで使用できなくなる予定です。新しく管理環境を作る場合はREST APIが推奨されています。 公式ガイドではREST APIをインターネットへ直接公開しないよう注意されています。

REST APIを外部公開すると、第三者によるサーバー操作につながる可能性があります。基本的にはLAN内だけで使用し、8211番以外の管理用ポートを不用意に開放しないようにしましょう。 専用サーバーに接続できないときの確認項目

接続がタイムアウトする

次の順番で確認します。

  1. PalServer.exeまたはPalServer.shが起動しているか
  2. WindowsファイアウォールでUDP 8211を許可しているか
  3. ルーターでUDP 8211を転送しているか
  4. 転送先のローカルIPが正しいか
  5. TCPではなくUDPを選択しているか
  6. グローバルIPアドレスが変わっていないか
  7. 回線側でポート開放が制限されていないか
  8. サーバーとゲーム本体のバージョンが同じか

UDPポートは一般的なWeb上のポート確認サイトでは正しく判定できない場合があります。

サーバーを起動した状態で、自宅Wi-Fiを使っていない友人やスマートフォン回線側から実際に接続してもらう方法が確実です。

設定が反映されない

次の点を確認してください。

・DefaultPalWorldSettings.iniを編集していないか
・WindowsServerまたはLinuxServer内のファイルを編集しているか
・ファイル名がPalWorldSettings.iniになっているか
・サーバーを停止してから編集したか
・括弧やダブルクォーテーションが欠けていないか
・同じ設定項目が重複していないか

設定ファイルは、サーバーを一度起動しないと必要なフォルダーが作成されません。 Steam版は接続できるがPS5・Xbox版は接続できない

PS5・Xbox版は、通常の専用サーバーへIPアドレスを直接入力して参加する方法ではなく、コミュニティサーバーとして公開する必要があります。

次の設定を確認します。

-publiclobby
CrossplayPlatforms=(Steam,Xbox,PS5,Mac)

コミュニティサーバー一覧に表示されない

次の点を確認します。

-publiclobbyを付けて起動しているか
・UDP 8211番ポートが開放されているか
・PublicIPやPublicPortを誤って指定していないか
・サーバー名が設定されているか
・サーバーが最新バージョンになっているか

通常の専用サーバーは、コミュニティサーバー一覧には表示されません。

サーバーが頻繁に落ちる

まずメモリ使用量を確認します。

公式では8GBでも起動可能とされていますが、メモリ不足によるクラッシュの可能性が高くなります。16GB以上を基準にし、安定性を求める場合は32GB以上へ増やしましょう。 次の設定を増やしている場合は初期値へ戻して確認してください。

・拠点数
・拠点で働くパルの数
・パル出現倍率
・ドロップアイテム数
・建築物上限

パルワールド専用サーバーのよくある質問

専用サーバーを立てるのにパルワールドを2本買う必要はある?

SteamCMDでは匿名ログインで専用サーバーソフトをダウンロードできるため、サーバー用としてもう1本購入する必要はありません。 サーバーのホストも一緒にプレイできる?

できます。

同じPCでサーバーとゲームを起動する場合は、メモリとCPUの負荷が高くなるため、32GB以上のメモリがあると安心です。

ホストがゲームを終了しても遊べる?

専用サーバープログラムが起動していれば遊べます。

ただし、サーバーPCをシャットダウンしたり、PalServer.exeを閉じたりすると参加できなくなります。

8GBメモリのサーバーでも遊べる?

起動することは可能ですが、公式ではメモリ不足によるクラッシュの可能性が高くなると案内されています。

短時間・少人数でも16GBを基準にし、長期運用や大人数では32GB以上をおすすめします。 ポート開放なしで自宅サーバーを公開できる?

通常はできません。

VPN型の仮想LANサービスやトンネルサービスを利用する方法もありますが、参加者側にも設定が必要になったり、遅延が増えたりすることがあります。

初心者には、ポート開放不要のレンタルサーバーが分かりやすいでしょう。

グローバルIPは固定しないといけない?

必須ではありません。

ただし、動的IPアドレスが変更されると、参加者へ新しいIPアドレスを伝え直す必要があります。

長期間運営する場合は、固定IPアドレスやダイナミックDNSの利用を検討しましょう。

MODを導入できる?

正式版1.0では、サーバーサイドMODはWindows版の専用サーバーでのみ動作すると公式ガイドに記載されています。

MODによってセーブデータの破損やクラッシュが発生する可能性があるため、導入前に必ずバックアップを作成してください。 まとめ

パルワールドを2~4人でたまに遊ぶだけなら、ゲーム内の通常マルチプレイでも十分です。

一方、ホスト不在でも遊べるワールドを作りたい場合や、5人以上で遊びたい場合は専用サーバーが向いています。

費用を抑えたい人は、Windows版のPalworld Dedicated Serverから始めるのがおすすめです。

24時間運用したい人、ポート開放ができない人、PS5・Xboxを含むクロスプレイ環境を簡単に作りたい人は、パルワールド用テンプレートが用意されたレンタルサーバーを検討しましょう。

専用サーバーを運営するときに特に重要なのは、次の5点です。

・UDP 8211番ポートを正しく設定する
・参加パスワードと管理者パスワードを分ける
・自動バックアップを有効にする
・アップデート前にセーブデータをコピーする
・PS5・Xboxが参加する場合はコミュニティサーバーとして起動する

最初は難しく感じるかもしれませんが、一度サーバーを構築してしまえば、同じワールドを仲間と長く遊べるようになります。

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