
〜8bitサウンドが生む、不気味な名曲たち〜
はじめに
グラフィック表現が限られていたファミコン時代、音楽こそが恐怖の演出の主役でした。
ノイズ混じりの不協和音、妙に明るいのに不気味な旋律、ループする音の“無限地獄”――。
今回は、そんなファミコン・ディスクシステム時代のホラー系ゲームから生まれた「神BGM」TOP7を紹介します。
第7位:トランスフォーマー コンボイの謎「BGM」
🎧 異常性:★★★☆☆
🎮 発売年:1986年(FC)
ホラーゲームではないが、あまりに混沌としたBGMと難易度がトラウマ級。不協和音が逆に魅力と感じる人も。
第6位:さんまの名探偵「殺人現場のBGM」
🎧 不気味度:★★★★☆
🎮 発売年:1987年(FC)
コメディタッチのアドベンチャーだが、事件現場で流れるBGMの不穏さがトラウマになる子供続出。
第5位:ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者「オープニング・追跡のテーマ」
🎧 緊張感:★★★★★
🎮 発売年:1988年(ディスクシステム)
テキストアドベンチャーの金字塔。追跡シーンのBGMは、まさに8bitのサスペンス音楽の最高峰。
第4位:スウィートホーム「館内BGM」
🎧 緊張・陰鬱度:★★★★★
🎮 発売年:1989年(FC)
カプコンが放った“元祖バイオ”とも言えるホラーRPG。静かで低音の効いたBGMが、探索の恐怖を強調。
第3位:悪魔城ドラキュラ「Vampire Killer」
🎧 総合力:★★★★★
🎮 発売年:1986年(ディスクシステム)
ホラー演出と音楽が融合した名作。オルガン風の旋律と哀愁のあるメロディで、吸血鬼の館の雰囲気を完全再現。
第2位:ファミコン探偵倶楽部Part II「真相解明BGM」
🎧 鳥肌度:★★★★★
🎮 発売年:1989年(ディスクシステム)
事件の核心に迫る場面で流れるBGMの“詰め寄る感じ”がすごい。ヘッドホン推奨の恐怖演出。
第1位:スウィートホーム「オープニング&エンディング」
🎧 感情の揺さぶり:★★★★★
🎮 発売年:1989年(FC)
開始時の不穏なイントロ、そしてクリア時の静かな感動。ホラーなのに泣けるBGMとしてファンの間で語り継がれる。
まとめ
ファミコン時代のホラーBGMは、派手な音響がない分、“怖さの余白”を残してくれる名曲ばかり。プレイヤーの想像力を刺激し、恐怖を何倍にも増幅させていました。
いま聞くとチープに感じるかもしれませんが、そこにこそ8bitホラーの美学があるのです。