
以前ディスコードのミュート、アンミュートの設定をStreamDeck-Discordで対応していたのですが久々に使ってみたら動かなくなっていたので、確認したところメンテナンス終わりです、Stream Deckのディスコード用のプラグインを使ってと書いてありました!
なので今回はStream Deckから出ているDiscordプラグインの導入方法から設定までご紹介いたします。

- 対象読者:Stream Deck(Elgato 製など)を持っていて、Discord でマイクのミュート・アンミュートを簡単に操作したい人
- 前提条件:Windows PC で Discord を使っている、Stream Deck ソフトウェアがインストールされている
目次
- Discord × Stream Deck の統合とは
- 必要な準備
- 設定手順:Discord プラグインを使ってミュート/アンミュート
- キーボードショートカット方式(代替手法)
- ワンボタンでミュート+システムミュートも連動させる応用
- よくあるトラブルと対処法
- まとめ
1. Discord × Stream Deck 統合とは
Stream Deck は、物理ボタンに様々な操作を割り当てられるコントローラーです。Discord 用プラグインを使えば、マイクの “ミュート/アンミュート” を Stream Deck のボタンで操作できるようになります。
Elgato 公式の Discord プラグインでは、Mute(ミュート切り替え) / Deafen / チャンネル移動 / Push-to-Talk / Push-to-Mute などのアクションが利用可能です。
この設定を行えば、たとえば配信中やゲーム中でも Discord のウィンドウを切り替えずに、Stream Deck のボタンひと押しで即座にマイクをミュート/アンミュートできます。
2. 必要な準備
Discord のマイク操作を Stream Deck で使うには、以下の準備が必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
Stream Deck ソフトウェア | 最新版にアップデートしておく |
Discord プラグイン | Stream Deck の “Plugins” から Discord プラグインをインストール Discordプラグイン |
Discord 側の認証 | Stream Deck のボタンに Discord のアクションを割り当てた後、認証画面でアクセス許可を与える Elgatoヘルプページ |
Discord 側のキーバインド設定(オプション) | ショートカットでミュート/デフォルトのキーを使っているなら、そのキーが競合しないよう確認しておく |
3. 設定手順:Discord プラグインでミュート/アンミュート
以下、具体的な手順です。
手順 1:Discord プラグインを導入する
Stream Deck アプリを起動

右側の「Store(ストア)」または「Marketplace」タブを開く
下記リンクからも開けます。
記)https://marketplace.elgato.com/product/discord-e3559f36-d31d-4529-ab1f-739955e2ac7a

“Discord” を検索して、Discord プラグインをインストール 「GET」ボタンをクリックすることでインストールすることができます。
恐らくここでログインを求められるのでディスコードやGoogleアカウント等でログインしましょう。ログイン後インストール可能です。
下の画像の様なダイアログが表示されますので開く

プラグインがインストールされると、Stream Deck のアクションリストに Discord の項目が追加されます。

ここまで完了すればDiscordプラグインは入っている状態ですのであとは設定するだけです!
手順 2:ボタンに Discord のアクションを割り当てる
空いているボタンに 「消音」 (ミュート/アンミュート切替)アクションをドラッグ&ドロップ

「Request Access(アクセスを要求)」ボタンが出る場合は、それを押して認証を行う

認証が完了すれば、ボタンを押しただけでミュート/アンミュートが切り替わるようになる
これで完了です!ボタンを押したときにディスコード側もミュートマークが付くか確認してください!

その他Discordプラグインでできること
その他Discordプラグインの設定項目と用途についてまとめさせていただきました。!
サウンドボード
ディスコードのサーバーに設定しているサウンドボードを流すことができます。
消音
今回紹介したディスコードのミュート切り替え
スピーカーミュート
ボイチャ中の相手の声を聞かないようにする
ボイスチャンネル
ディスコードサーバーのVCに移動できます。どのサーバーかと、どのボイスチャンネルの設定が必要
テキストチャンネル
ディスコードサーバーのテキストチャンネルに移動できます。どのサーバーかと、どのテキストチャンネルの設定が必要
押して話す
押している間だけミュートが解除されます。いわゆるプッシュトュートーク
押してミュート
押している間だけミュートにすることができます。
くしゃみ隠せますね
オーディオデバイス設定
オーディオデバイスの入力デバイス、出力デバイスを設定することができます。
ゲーム時と話すときなど切り替えたい人向け
サーバー統計情報
設定したサーバーのオンラインユーザー、最近アクティブなユーザーを見ることができます。
サーバーのアクティビティが開きます。
音声入力モードの切り替え
音声設定の入力モードが切り替わります。ホットキーをディスコードで設定していないならあまり使わない

通知
通知を削除することができます。
ビデオのオン/オフの切り替え
カメラのオンオフができます。
ストリームのオン/オフの切り替え
画面共有のオンオフができます。
ユーザー音調のコントロール
ユーザーを設定してそのユーザーの音量を変更できます。
音量コントロール
出力と入力の音量のコントロールができます。
「設定」してその音量に固定するパターンと「調整」として何%上げるか下げるかを選択できます。
応用:windowsシステムミュートとの連動をさせる
例えば配信者の方でリスナーの方とディスコードで話しながら配信してる場合にディスコードだけミュートしても配信に声がのってしまうのを避けたい方もいるのではないでしょうか。
OBS等のミュートでも対応は可能ですが、ここではWindowsの音声入力を同時に行うことでそれを回避する方法をご紹介します。
「Discord のミュートだけでなく、Windows 自体のマイクミュートも一緒に切り替えたい」という要望もあります。その場合は マルチアクション を使って複数操作を一つのボタンにまとめる方法があります。
Audio Mute プラグインをインストールすることでWindows側のミュートができます。
https://marketplace.elgato.com/product/audio-mute-705c5433-1e05-4d8a-844f-b5914b7f642f


Audio Mute導入手順
右クリックからマルチアクションを作成をクリック、マルチアクションボタンを作成

ミュートボタンの設定
Discord のミュートとWindowsのミュートに対応したアクションをドロップして追加
※マルチアクションをしたい場合はミュート、ミュート解除を別々に設定する必要があります。

ミュート解除側の設定をします。
ミュート同様に右クリックからマルチアクションを作成
マルチアクションの設定の場合Discordミュート解除は下のオプションから選択する必要があるので注意が必要。

以上で完了です。
しっかりと動作しているかDiscordとWindows両方確認してください!

6. よくあるトラブルと対処法
問題 | 原因/対処 |
---|---|
ボタンを押してもミュートにならない | Discord プラグインが認証されていない、またはアクセス許可が付与されていない |
アイコンがミュート中と解除中で変わらない | Discord プラグインの状態表示機能が有効になっていないか動作していない |
ホットキー方式が Discord に反応しない | Discord が「管理者権限で実行」されていて、Stream Deck と権限がずれている可能性 |
プラグインが古くて動かない / 動作がおかしい | 最新版への更新、再インストールを試す |
複数のアプリが Discord のミュート制御を奪い合っている | 他のソフト(たとえばボイスチャットアプリやキーボードユーティリティ)がミュート操作を持っていないか確認 |
まとめ
- Stream Deck と Discord を連携させることで、マイクのオン/オフをボタン一つで制御できるようになる
- 公式の Discord プラグインを使う方法が最もシンプルで便利
- キーボードショートカット方式やマルチアクションを使えば、さらに応用した操作も可能
- トラブル時は認証・権限・プラグインのバージョンを見直す
おすすめのボタン構成は
Discordだけのミュート オン/オフ(トグルアクション)
DiscordとWindowsのミュート(マルチアクション)
DiscordとWindowsのミュート解除(マルチアクション)
となります。