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はじめに
ゲーム配信者の間で人気の「同時配信(マルチストリーミング)」。
Twitch と YouTube の両方に同時配信すれば、視聴者層を広げながらファンを増やすことができます。
しかし、設定を間違えると配信が落ちたり、アカウントがBAN対象になることも…。
この記事では、2025年現在の最新情報をもとに、安全に同時配信を行うための方法と注意点を詳しく解説します。
1. 同時配信とは?Twitch・YouTubeを同時に配信するメリット
同時配信のメリット
- ファン層の拡大:Twitchメイン視聴者とYouTube視聴者の両方にアプローチ
- 検索導線の増加:YouTubeアーカイブで検索流入を狙える
- 収益チャンスの増加:Twitchの投げ銭・YouTubeのスパチャ両方が可能
注意点
- コメントが分散するため、リアルタイムでの反応管理が必要
- 配信安定性の確保(PCスペックと回線速度が重要)
2. 同時配信の方法は主に3パターン
方法 | 概要 | 難易度 | コスト |
---|---|---|---|
OBS + Restream | 定番の無料〜有料サービスを利用して配信を中継 | ★★☆ | 無料〜月約2,000円 |
OBSのマルチRTMPプラグイン | OBS内で複数配信先を設定(公式非対応) | ★★★ | 無料 |
各プラットフォームのマルチ機能 | YouTube側の「Go Live Together」などを利用 | ★☆☆ | 無料〜 |
3. 【おすすめ】Restream.ioを使った同時配信の手順
最も安定して簡単なのが、Restream.ioを利用する方法です。
手順
- Restream公式サイト にアクセスしてアカウント登録
- YouTube・Twitch アカウントを連携
- OBS で「配信先サーバーを Restream に設定」
- Restream 側で同時に配信を送信(自動で中継)
- コメント統合ツールを使えば、両プラットフォームのコメントも一元表示可能
Restreamは無料プランでも2つの配信先まで対応しており、画質や遅延の安定性も高いです。
4. OBSマルチRTMPプラグインでの設定方法(中級者向け)
プラグインを導入することで、OBS単体で複数の配信先へ同時に配信できます。
手順概要
- 「obs-multi-rtmp」をダウンロードしてインストール
- OBSの「ツール」→「Multiple Output」から新しい配信先を追加
- YouTubeとTwitchのストリームキーをそれぞれ入力
- 各配信先のビットレートを下げて安定化を図る(推奨6,000kbps以下)
※CPU・GPU使用率が高くなるため、ハイスペックPC(Ryzen 7 / i7 以上)推奨です。
5. Twitchの規約に注意!同時配信が禁止される場合も
Twitchアフィリエイト・パートナー規約(2025年版)
- Twitchアフィリエイト/パートナー契約中の配信者は、同時配信を原則禁止
- ただし、24時間経過後に他サイトへアーカイブ投稿するのはOK
- 一部、短時間クリップ(1分以内)などはSNS共有可
アフィリエイト契約を結んでいない一般ユーザーなら同時配信はOKです。
契約後にマルチ配信をする場合は、RestreamではなくOBSで録画 → 後日YouTube投稿に切り替えましょう。
6. 同時配信を安定させるための環境設定
推奨PCスペック
パーツ | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 5800X 以上 / Core i7 12700 以上 |
GPU | RTX 3060 Ti 以上 |
メモリ | 16GB 以上(理想は32GB) |
回線速度 | 上り 20Mbps 以上推奨 |
配信設定のポイント
- 出力解像度:1080p / 60fps
- ビットレート:6,000kbps 以下
- エンコーダー:NVENC(NVIDIA)推奨
- 音声ビットレート:160kbps
7. コメント統合と配信管理ツール
- Restream Chat:複数プラットフォームのコメントを一括管理
- OBSプラグイン「ChatDock」:配信画面に統合表示可能
- スマホでサブモニター化してコメントを分けて管理するのも有効
8. よくある質問(FAQ)
Q:同時配信すると画質が落ちる?
A:回線やPC負荷によりビットレートが下がるため、片方の画質を落として調整しましょう。
Q:BGMや効果音は両方で流れる?
A:OBSから同じ音声出力を送信しているなら両方に出ます。BGM用チャンネル設定を確認しましょう。
Q:コメントは共有できる?
A:RestreamやChattyを利用すれば統合可能です。
まとめ
TwitchとYouTubeの同時配信は、2025年の配信活動において大きな武器になります。
ただし、規約違反やスペック不足には注意が必要。
Restreamなどの外部サービスを活用して、安定したマルチ配信環境を構築しましょう。