
Switch2の発売により、最も多く寄せられている疑問の一つが「Switch1時代のプロコンはそのまま使えるのか?」という点です。手元に旧プロコンがある場合、買い替える必要があるのか、何が変わったのかを判断したい人は多いはずです。
この記事では、Switch1プロコンの互換性や遅延の有無、Switch2専用プロコンとの機能差、プレイ体験の違いまでをできる限り具体的にまとめています。アクションゲームやFPSを本格的に遊ぶ人にとって、どちらを使うべきかは特に重要です。本記事はその判断材料として、専門的な観点とユーザー目線の両方から詳しく解説します。
Switch1プロコンはSwitch2で使えるのか
結論:使えるが少し劣る
Switch1のプロコンはSwitch2でも使用可能です。
Bluetooth接続で認識され、一般的な操作はほぼ問題なく行えます。しかし「完全互換」というわけではなく、いくつかの注意点があります。
まず、Switch2は内部設計が刷新されており、ゲーム側のコントローラーAPIもアップデートされています。これにより、旧プロコンは“互換モード”として動作している状態になります。通常プレイには支障がないものの、Switch2最適化タイトルでは操作精度や反応速度に差が出ることがあります。
具体的には、アクション・TPS・レースタイトルのように入力精度が求められるジャンルでは、小さな遅延や入力の揺らぎがプレイに影響する可能性があります。カジュアルな作品やRPGで遊ぶぶんには問題ないものの、本格的なプレイでは気になる場面があるかもしれません。
Switch1プロコン使用時の注意点
Switch1プロコンを使う場合の重要ポイントをさらに詳しく解説します。
ジャイロ操作がSwitch2では不安定になる場合がある
Switch2ではセンサー処理が強化されており、従来よりジャイロの読み取りが正確かつ高速になっています。これに対し、Switch1プロコンのジャイロセンサーは古い仕様のため、Switch2環境では以下のような現象が出ることがあります。
・スティック操作と照準の動きが一致しない
・ゲーム内のカメラがわずかに流れる
・スプラトゥーン系の細かな調整が難しくなる
特にTPSやFPSでは“狙っているつもりの地点と微妙にズレる”と感じる人が一定数おり、快適さに差が出ます。
低遅延Bluetoothに非対応で、Switch2専用との差が出る
Switch2ではBluetooth LE(低遅延モード)が導入され、入力から反映までの遅延が短縮されています。Switch1プロコンは従来のBluetooth規格のため、Switch2専コンと比べると約5〜15msほど遅れが発生することがあります。
一見わずかですが、アクションゲームや格闘ゲームでは1フレームの差が勝敗に関わるため、敏感な人には十分体感できる差です。
ハプティック振動が一部表現されない
Switch2の振動技術は強化され、細かな質感表現が可能になっています。しかし旧プロコンでは対応していないため、「ただ強く震える」ような従来型の振動になります。
新しいゲーム体験を望むなら、購入がおすすめ!
switch1のプロコンは予備で取っておくのもあり!
Switch2専用プロコンは何が違うのか


Switch2専用プロコンはSwitch1版の後継モデルとして大幅に進化しており、単なるマイナーチェンジではありません。ここでは、具体的に改善された部分を細かく解説します。
スティックの耐久性が大幅に改善されている
Switch世代で問題になり続けた「スティックのドリフト現象」。Switch2専用プロコンでは内部構造が見直され、摩耗しにくい素材とセンサー構造が採用されています。
・部品の摩擦を抑えるグリスの改良
・センサーの読み取り精度の向上
・経年劣化によるデッドゾーン拡大が少ない
これにより、長期間使用してもスティックが勝手に動く症状が出にくい設計になっています。週5以上プレイするユーザーには明確なメリットとなります。
新型ハプティック振動で没入感が増した
Switch2では振動技術が刷新され、DualSenseのように質感を細かく再現できるハプティックフィードバックを搭載しています。
例えば、
・剣を振る時の“重さ”
・地面の素材ごとの振動の違い
・爆風や雷撃の衝撃感
・水場の浅瀬か深場かの違い
といった表現が可能で、ゲーム体験がより立体的になります。Switch1プロコンではこれらの細やかな振動を正確に表現できません。
Bluetoothの遅延がほぼ体感できないレベルに改善
低遅延Bluetooth LE採用により、入力が反映されるまでの“ラグ”がほぼ感じられないレベルに到達しています。特に格闘ゲーム、音ゲー、FPS/TPSのようなテンポの速い作品で違いが出ます。
Switch1プロコンよりも1〜2フレーム速く、入力ミスが大幅に減ります。
グリップ形状が改良され長時間プレイしやすい
Switch2専用プロコンはグリップの厚さや角度が見直され、手へのフィット感が向上しています。
・持った時の安定感が増した
・手の小さいユーザーでも握りやすい
・長時間プレイしても指が疲れにくい
Switch1プロコンは良い形状でしたが、Switch2専用版はさらに洗練されています。
バッテリー持ちが向上
Switch1プロコン:約40時間
Switch2専用プロコン:約48〜55時間(測定条件により変動)
プレイ頻度が高いユーザーにとっては明確なメリットです。
背面ボタンが追加
Switch2専用プロコンでは、従来のSwitch1プロコンにはなかった「背面ボタン(パドル)」が新たに搭載されています。これは、近年のハイエンドコントローラーやeスポーツ用モデルで一般的になりつつある機能で、操作性を大きく向上させる要素の一つです。
背面ボタンは左右に1つずつ、または2つずつ配置され、指をスティックから離さずに操作できるよう設計されています。従来は右スティックから親指を離してA/B/X/Yを押す必要があった場面でも、背面ボタンを使うことで姿勢を崩さずに操作できるため、入力スピードと操作の安定性が上がります。
特に効果を実感しやすいのは以下のような場面です。
・アクションゲームで視点移動しながら攻撃や回避を行うとき
・FPS/TPSで右スティックから指を離せない状況(照準中のジャンプやリロード)
・レースゲームでスティック操作を維持しつつブースト等のボタンを押すとき
また、背面ボタンは任意のキー割り当てが可能で、A/B/X/YやL/R、ZR/ZLなどの主要操作を割り当てれば、操作パターンの自由度が大幅に広がります。これにより、手の小さいユーザーでも指の移動が最小限になり、長時間プレイでも疲れにくくなるという利点もあります。
Switch1プロコンとSwitch2専用プロコンの比較まとめ
以下に大まかな比較を掲載します。
| 項目 | Switch1プロコン | Switch2専用プロコン |
|---|---|---|
| 遅延 | 従来のBluetooth接続。反応速度は十分だが、アクション系では わずかな遅れを感じる場合がある。 | 低遅延Bluetooth対応。入力反映が速く、1〜2フレーム分ほど 体感が軽くなる。 |
| ジャイロ精度 | 必要十分だが、Switch2最適化タイトルではカメラのズレや 微妙なブレが起きることがある。 | 補正速度と追従性が強化され、照準やカメラの動きがより スムーズでFPS/TPS向き。 |
| 振動機能 | HD振動のみ。シンプルな振動表現で、質感の細かな違いまでは 再現されない。 | 新型ハプティック振動に対応し、衝撃の強弱や素材の違いなど 質感表現が大幅に向上。 |
| スティック耐久 | 摩耗しやすく、長期使用でドリフト(触っていないのに キャラが動く現象)が出やすい。 | 内部構造が改良され摩耗に強く、ドリフト現象が起きにくい 設計になっている。 |
| グリップ形状 | 標準的で握りやすいが、長時間プレイでは手の大きさによって は少し疲れを感じることもある。 | 手のフィット感が高まるよう背面カーブが見直され、長時間 プレイでも疲れにくい形状。 |
| バッテリー | 約40時間程度の連続プレイが可能。こまめな充電が必要な ユーザーもいる。 | 約48〜55時間前後と稼働時間が長く、充電頻度を減らしたい ユーザーに向いている。 |
互換性
・Switch1プロコンはSwitch2で使用可能
・ただし、一部機能は互換モードで動作する
遅延
・Switch1:従来のBluetooth接続
・Switch2専用:低遅延Bluetoothで反応が明確に速い
ジャイロ精度
・Switch1:必要十分だが、Switch2タイトルではズレが生じる場合あり
・Switch2専用:補正速度と追従性が強化
振動機能
・Switch1:HD振動のみ
・Switch2専用:新型ハプティック振動で表現力が大幅アップ
スティック耐久
・Switch1:経年劣化が出やすい
・Switch2専用:構造改善によりドリフトが起きにくい
グリップ形状
・Switch1:標準的で握りやすい
・Switch2専用:フィット感が高く長時間プレイ向き
バッテリー
・Switch1:約40時間
・Switch2専用:約50時間前後
結局どちらを選べばいいのか
Switch1プロコンで十分な人
・週1〜2時間のライトプレイヤー
・RPG・シミュレーション中心
・既にプロコンを1つ所有している
・遅延やジャイロに強いこだわりがない
Switch2専用プロコンを買うべき人
・アクション、格闘、FPS/TPSをよく遊ぶ
・スティックの精度と耐久性を重視
・遅延が気になるタイプ
・Switch2のハプティック振動を楽しみたい
・長時間プレイする習慣がある
Switch2専用プロコンは“操作の快適さ”が全体的に底上げされており、特に競技系タイトルでは強くおすすめできる性能です。
グリップ買っておくとオススメ↓
プロコン2の正規の価格は9980円です。上でご紹介した商品をみるとわかる通り、高値で取引されている場合がありますので注意が必要です。
家電量販店等でも普通に購入できる場合もあります。
私自身はゲオでの購入ができました!この記事を読んでいるときはどうかは定かではないですが、ゲオの会員登録をすることで購入権利を得ることができます!
まとめ
Switch1プロコンはSwitch2でも問題なく使えますが、内部仕様の違いにより、精度・遅延・耐久性といったゲーム体験に関わる部分で差が出ます。
カジュアルプレイなら旧プロコンで十分ですが、Switch2の性能を最大限活かしたいなら、専用プロコンへの買い替えを検討する価値があります。
特にアクション性の高いゲームではSwitch2専用プロコンの恩恵が大きく、操作の快適さが段違いです。





