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古いゲームボーイやゲームボーイアドバンスを久しぶりに引っ張り出したとき、「あれ?本体が黄色っぽく変色してる…」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
これは経年劣化によるプラスチックの黄ばみが原因ですが、実はある程度元に戻す方法があります。この記事では、その手順と注意点を紹介します。
黄ばみの原因
ゲームボーイシリーズの外装はABS樹脂というプラスチックが使われています。この素材は紫外線や酸素に長期間さらされると化学反応を起こし、黄ばんでしまうのです。特に日当たりの良い場所に置いていた本体は変色が進みやすくなります。
方法1:漂白剤を使ったレトロブライト
最も有名な方法が「レトロブライト」と呼ばれる漂白方法です。
レトロブライト(Retrobright)は、古いプラスチック製品の「黄ばみ」を元に近い色に戻すための漂白方法です。特にゲームボーイやスーパーファミコンのように ABS樹脂製 の筐体が黄色く変色してしまったものを修復するのに使われます。
用意するもの
- 酸素系漂白剤(過酸化水素を含むタイプ、液体またはジェル 液体タイプがおすすめ!)
- ラップ(包み込むなら便利)
- ゴム手袋
- プラケース
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手順
- 本体を分解し、基板や液晶を外して外装のみの状態にする
- 黄ばんだ外装に漂白剤を塗布またはプラケース漂白剤を入れ漬ける(浮かないようにおもり等でおさえましょう。)
- 時間を起き水でしっかり洗い流し、乾燥させる
※繰り返すことで徐々に黄ばみが薄れていきます。
方法2:研磨によるクリーニング
漂白が難しい場合は、表面を磨くことで見た目を改善できます。
用意するもの
- メラミンスポンジ(激落ちくんなど)
- プラスチック用研磨剤(ピカール、コンパウンドなど)
- 液体研磨剤(玄人向け)
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手順
- 外装を分解して分ける
- メラミンスポンジで表面の汚れを落とす
- 研磨剤で軽く磨き、黄ばみやくすみを取り除く
ただし、磨きすぎると表面が曇ったりツヤが失われるので注意が必要です。
方法3:リペイント
どうしても黄ばみが取れない場合は、思い切って塗装する方法もあります。
プラスチック用スプレーを使えば、オリジナルカラー風に戻すことも、逆にオリジナルにはないカラーカスタムを楽しむことも可能です。
注意点
- 分解には専用ドライバー(Y字ドライバーなど)が必要です
- 漂白剤は強力なので必ず手袋を着用してください
- 基板や液晶に薬剤が触れると故障の原因になります
- 改造や漂白は自己責任で行ってください
まとめ
黄ばんだゲームボーイやゲームボーイアドバンスも、「レトロブライト」や研磨、リペイントを活用すれば見た目をかなり復活させられます。
昔の思い出のハードをピカピカにして、もう一度ゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。