
中古で購入したPSVitaを起動したら、前の持ち主のPSN(PlayStation Network)アカウントが残っていた……という経験はありませんか?
Vitaは本体に1つのPSNアカウントしか登録できないため、自分のアカウントを使うには本体の初期化が必要です。
この記事では、中古PSVitaにPSNが残っている場合の初期化手順をわかりやすく解説します。
なぜ初期化が必要なのか?
PSVitaは1台につき1アカウントしか登録できません。
そのため、前の持ち主のアカウントが残っている状態では新しいPSNアカウントを追加することができない仕様になっています。
さらに、メモリーカードもアカウントに紐付けられているため、アカウントが違うとそのままでは使用できません。
安心して自分専用にするためにも、必ず初期化してから使い始めましょう。
PSVitaの初期化手順(セーフモードから)
PSVitaを中古で購入した場合や、不具合があるときに初期化すると、本体を購入時の状態に戻すことができます。以下の手順で進めましょう。
1.PSVitaの電源を切る
まず、PSVita本体の電源を完全にオフにします。
- 電源が入っている場合は、電源ボタンを長押しして「電源を切る」を選択してください。
- スリープ状態ではなく、必ず電源がオフになっていることを確認しましょう。
2.「PSボタン+Rボタン+電源ボタン」を同時に長押し
PSボタン(中央の丸いボタン)、Rボタン(右上のボタン)、電源ボタンを同時に押し続けます。
- 約5秒ほど押し続けると、画面に「PlayStation」のロゴが表示されます。
- ロゴが出たらボタンを離してください。
この操作で、通常の起動ではなく「セーフモード」でPSVitaを起動できます。
3.セーフモードで起動
画面が切り替わり、黒背景に白文字の「セーフモード」メニューが表示されます。
ここからPSVitaのシステムに関するさまざまな操作が可能です。
4.『4.本体を初期化する』を選択
表示されたメニューの中から「4.本体を初期化する」を選びます。
- この操作を行うと、PSVitaに保存されている アカウント情報、ゲームデータ、設定などがすべて削除 され、購入時の状態に戻ります。
- 中古で購入した場合は、前の持ち主のPSNアカウントを消すためにも、この手順が必須です。
5.メモリーカードのフォーマット確認
PSVitaでは、ソフトやセーブデータが専用メモリーカードに保存されていることがあります。
初期化の際に「メモリーカードもフォーマットしますか?」と確認される場合があります。
- 「フォーマット」を選択 すると、メモリーカード内のデータも完全に消去されます。
- 不要なデータが残るのを避けるためにも、中古購入時はフォーマットするのがおすすめです。
以上でPSVitaの初期化は完了です。
初期化後は、再度PSNアカウントを登録したり、Wi-Fi設定を行ったりして、自分専用の環境に設定できます。
注意点
- 前の所有者のゲームやDLCは消える
ダウンロード購入したソフトはアカウントに紐付いているため、初期化すると利用できなくなります。 - メモリーカードも要初期化
Vita用の専用メモリーカードもアカウントと紐付いているため、初期化が必要です。 - アカウント情報が削除できない場合
稀に初期化の前に前所有者のパスワード入力を求められる場合があります。その際はセーフモードから初期化を行うことで解決できる場合があります。
まとめ
中古で購入したPSVitaにPSNアカウントが残っている場合は、必ず初期化してから使用しましょう。
- 「設定」 → 「初期化」 → 「PS Vita本体を初期化」
- メモリーカードも忘れずに初期化
- 再起動後に自分のPSNアカウントを登録
これで安心して、自分専用のVitaとして使えるようになります。