ゲームボーイアドバンスには、いま遊んでも色あせない名作が数多く存在します。その中でも、リメイクや移植がされず「GBAでしか遊べない」タイトルは、まさに隠れた宝物。遊んだ人の記憶に深く残りつつも、知らない人にとっては幻のような存在になっています。
今回の記事では、そんな“アドバンスでしか体験できない隠れた名作ソフト”を、第①弾としてご紹介します!!
ボクらの太陽

基本情報
- 発売日:2003年7月17日(日本)
- 開発:コナミ(プロデューサー:小島秀夫)
- ジャンル:アクションRPG
- 対応機種:ゲームボーイアドバンス
特徴
ゲームボーイアドバンス本体に 太陽光センサー を搭載した特別カートリッジを採用。
太陽光を集めることで武器「ガンデルソル」を強化し、吸血鬼やアンデッドを倒すユニークなシステム。
実際に屋外でプレイすることを前提にした画期的なゲームデザイン。
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トマトアドベンチャー(Tomato Adventure)

「トマトアドベンチャー」は、ユニークな戦闘システムとコミカルな世界観 が魅力のGBA専用RPG。
のちの「マリオ&ルイージRPG」に受け継がれた独自のバトルシステムを体験できる作品で、任天堂ファンやRPG好きには見逃せない一本です。
基本情報
- 発売日:2002年1月25日
- 開発:アルファドリーム(のちに「マリオ&ルイージRPG」シリーズを手掛ける会社)
- 発売元:任天堂
- ジャンル:コマンド型RPG(アクション要素あり)
- 対応機種:ゲームボーイアドバンス
作品の特徴
- トマト嫌いの子供たちが集められた「カチャビナ王国」が舞台。
- 主人公デミルと仲間たちが、悪の大王アビラを倒す冒険に出るストーリー。
- 戦闘は通常のRPGと違い、「ガッツマシン」と呼ばれるミニゲーム風の武器 を使うのが最大の特徴。
- 攻撃するたびに、タイミングや操作が求められるアクションバトル。
- グラフィックや世界観はポップで明るく、子供向けの雰囲気ながら、戦闘システムは奥深い。
- コメディタッチの会話やキャラクターも魅力。
ストーリー
- 主人公デミルはトマト嫌いの少年。
- トマト嫌いな子供が住む「カチャビナ王国」で平和に暮らしていたが、
突如現れた大王アビラに仲間のパサランをさらわれてしまう。 - デミルは仲間とともに「ガッツマシン」を駆使し、冒険を通じて友情を育みながらアビラの野望に立ち向かう。
開発の裏話
- 開発元のアルファドリームは、後に「マリオ&ルイージRPG」シリーズを制作。
- 実際、「トマトアドベンチャー」の戦闘システムがその原型 とされている。
- 元々はワンダースワン向けに企画されていた作品を、任天堂が拾い上げてGBA向けにリリースした経緯がある。
中古相場(2025年現在の目安)
- ソフトのみ:4,000〜6,000円程度
- 箱説あり・完品:10,000〜15,000円前後
- コレクター人気が高く、アルファドリームのファンや任天堂RPGコレクションとしても注目されている。
トマトアドベンチャーはCMが当時有名でしたね!
サモンナイト クラフトソード物語

「サモンナイト クラフトソード物語」シリーズは、
- 召喚RPGの外伝でありながら本編に負けない人気
- 鍛冶×アクションバトルという独自性
- キャラゲー要素の高さ
でGBAファンの間では高く評価されています。
基本情報
- 発売元:バンプレスト
- 開発:フライト・プラン
- ジャンル:ファンタジックアクションRPG
- 対応機種:ゲームボーイアドバンス
- 特徴:
- 本編『サモンナイト』シリーズのスピンオフ作品
- 武器を「クラフト(鍛冶)」して育成するシステムがメイン
- 戦闘は横スクロール型アクションバトル(2D格闘風)
- 武器ごとに操作性が異なり、格闘ゲームのような操作感も楽しめる
1. サモンナイト クラフトソード物語
- 発売日:2003年4月25日
- あらすじ:
武器職人を目指す主人公が、パートナー(召喚獣)と共に冒険に出る。 - 特徴:
- 鍛冶で武器を作り、戦闘で実際に使うというループ。
- 武器には耐久度があり、使いすぎると壊れる。
- 選んだ召喚獣(パートナー)によってシナリオが変化。
2. サモンナイト クラフトソード物語2
- 発売日:2004年8月5日
- 改良点:
- 戦闘テンポが改善され、より遊びやすく。
- 武器の種類・必殺技の幅が広がった。
- ヒロインやパートナーとの交流要素が強化され、キャラゲーとしての魅力アップ。
- 人気度:シリーズで最も評価が高く、GBAアクションRPGの隠れた名作とされる。
3. サモンナイト クラフトソード物語 はじまりの石
- 発売日:2005年12月8日
- 特徴:
- シリーズ第3弾にして完結作。
- 戦闘システムはさらにブラッシュアップされ、技の自由度が拡大。
- ストーリーはシリーズ初心者でも入りやすい新規シナリオ。
- 評価:バトルの完成度は高いが、発売当時は知名度がやや低く入手難。
※いずれも完品だとプレミア化しやすく、1万円超えもあり。
特に「2」はアクションRPGの完成度が高く、今でも根強い人気を誇るタイトルです。
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まわるメイド イン ワリオ

基本情報
- 発売日:2004年10月14日
- 開発・発売:任天堂(制作:インテリジェントシステムズ)
- ジャンル:バラエティゲーム(マイクロゲーム集)
- 対応機種:ゲームボーイアドバンス
- 特徴的ハード要素:カートリッジに ジャイロセンサー(傾きセンサー) を内蔵
ゲームの特徴
- シリーズ2作目にして、GBA本体を傾けて操作するというユニークなシステムを採用。
- プレイヤーはAボタンと“本体を回す動き”でマイクロゲームをクリアしていく。
- 収録マイクロゲームは 200種類以上。
- 前作以上に体感的な操作が多く、単なる「ボタン操作」ではなく 物理的に回す遊び が特徴。
- 例:
- 本体を回してキャラを転がす
- コップの中身をこぼさないように傾ける
- 飛行機を操縦する
ストーリー
- ワリオが見つけた謎の「ピンクのフタ」を開けたことで、またもや一儲けを企む。
- 仲間たちと共に、新しい「まわる」ゲームを次々に作り出すという展開。
- キャラクターごとにステージが用意されており、それぞれ独自のマイクロゲームを楽しめる。
中古相場(2025年現在の目安)
- ソフトのみ:3,000〜4,000円程度
- 箱説あり(完品):5,000〜7,000円前後
- ジャイロセンサー搭載という特殊カートリッジのため、コレクション需要が高い。
まとめ
「まわるメイド イン ワリオ」は、
- 傾き操作という体感要素
- 短時間で楽しめる200以上のマイクロゲーム
- GBAの実験的タイトルとしての歴史的価値
を兼ね備えた、シリーズ屈指の個性派タイトルです。
「携帯ゲーム機を物理的に操作する」という遊びの原点を体験できる一本として、今もなお人気があります。
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ゲームボーイミクロでやるとハイスコア出せるんですよね懐かしい。。。
妹にDSで遊ばれて上画面無くなった記憶あります。。(笑)
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